(The history of medical care is, in another word, the history of war. Ironically, it will accelerate and the ominous steps of world war will come so near...)
by:Gladiolus
[00:02.12]言えなかった言の葉 [00:03.87] [00:29.36](What could the words possibly tell the partners who have different subjectivity The unknown lady who was among the lost. She is the NEIN.) [00:46.79] [00:47.73]通い始めた《坂道》(道) まだ肌寒い《潮風》(風) [00:56.05]揺らした《後髪》(髪)が あなたの《頭》(おでこ)を撫でる [01:05.97]掛替えのない 温もり背中に 感じながら…… [01:15.53] [01:15.79]遠ざかる笑顔に手を振りながら 誰もが今日を生きる [01:30.66]もう泣かないわ また春が来る…… [01:41.01] [01:43.21]通い慣れた《坂道》(道) 微笑むような《木洩れ陽》(陽射し) [01:51.42]地栗鼠と《戯れる》(遊ぶ) あなたの《頭》(おつむ)を撫でる [02:01.24]掛替えのない 温もり手の平に 感じながら…… [02:10.54] [02:10.88]失った隙間を埋め合いながら 誰もが明日を生きる [02:25.43]それでも変わらない 愛を求め…… [02:35.59] [02:38.53]病に倒れた母が逝く… その様を… 父と二人見送った… 長い永い夜… [02:56.54]荒れた冬の海に父も逝き… 亡骸を… 一人見送った…… [03:13.67] [03:15.27]空虚な季節(とき)の中… 私は閉じていた… [03:19.60]歪な蒼い貝殻のように…… [03:22.93] [03:24.42](哀しみは繰り返す 波の音色に似た調べで) [03:37.32] [03:37.66]優しい人達 流す涙 [03:44.34]孤独の色に 寄り添えぬまま [03:51.21] [03:51.47]乾く隙間を彼が舐めた 獣にも似たギラつく瞳で [04:04.90]優しい声色 赤い夕陽 [04:11.68]滲んでいたけど 全てを許した [04:18.44] [04:18.90]嗚呼… 燃え上がる花は咲き乱れ [04:27.66]夜の果てに散った… [04:34.87] [04:36.45]二人のーー [04:38.06]朝陽を裏切り彼が行く… その事を… 誰が… 誰が見送った? 暑い熱い夜… [04:55.83] [04:56.22]さよならも言えず残された… 季節の中… 一人… 唯… 独り… [05:12.41] [05:20.43]今にして思えば あなたは既に《私の胎内》(ここ)にいた? [05:27.94]独りじゃない 私の家族 もう二度と喪いたくないっ! [05:37.20] [05:37.94](もう一度信じてみよう) [05:39.54] [05:39.84]あなたが居たから 私は《人生》(暗闇)に [05:44.26]《希望》(星)を見つけて 生きてこれた My Dear [05:48.74] [05:49.15]この《灯火》(光)失ったら きっと私 [05:53.69]ダメになっちゃう 堪えられない…… [05:57.42] [05:58.27]あなたが高熱を出した嵐の夜 本土に電話を掛けてくれたのは [06:07.08]あなたを産むことを頑なまでに 反対してた人達でした [06:15.39]そ し て [06:16.29]嵐の夜なのに小さな漁船を出して 危険も顧みず助けてくれたこと [06:25.29]その想いに応えてくれたお医者様は [06:31.97]《年齢の割に早くも純白髪だけれど立派なおヒゲがチャーミングな先生》(白髭先生)だけでしたーー [06:36.20] [06:36.55]柳の樹皮に解熱作用があるって 識っていたかい? [06:45.27]ほらっ! Yuck! (うぇー!) (笑) [06:48.61]だが、これなら苦くない《最新の医薬品ッ》(アスピリン)! [06:53.33]《あの時の魔法のお薬》(アスピリン) Yes! [06:54.68] [06:54.98](Now on sale) [06:56.52] [06:57.13]それからの私は 先生の《突貫診療所》(もと)へ [07:05.63]通う内に 身の回りの お世話を始めた…… [07:13.89] [07:14.19]ゆらゆら揺らめく [07:15.43]《経営的判断に基づく取捨選択》(ビジネス)と [07:17.58]《社会的地位に絡む柵》(ステータス)と [07:19.11]《私的生活領域に及ぶ犠牲度合い》(プライベート) [07:20.56]目の前の《理想だけでは救えない事が多い生命》(生命)の天秤 [07:24.34] [07:24.88]「何の為に この道を選んだ?」 [07:29.08]嵐の夜に そう問われた気がした…… [07:33.16] [07:33.80](もう一度信じてみよう) [07:35.49] [07:35.69]嗚呼… 海を見つめる《瞳》(め)が… 時折… 不意に遠くなる… [07:43.91]この人も… 胸の奥に… [07:48.01]哀しみを… 抱いているんだ…… [07:52.43] [07:53.47]それは… 私には分かち合えない… 重い荷物なのでしょうか? [08:02.15]「好き」 [08:03.00]その一言が言い出せず閉じた… 唇は貝のように…… [08:11.60] [08:11.85]私の愛した人達はみな 私の前からいなくなった [08:21.46]それでも私は この[第九の現実](この世界)と [08:26.09]向き合うことから 逃げ出さないわ [08:30.57]だから もう少しだけ 神様 [08:34.18]《本当の勇気を得るまでの猶予》(時間)をください…… [08:39.36] [08:41.25](The history of medical care is, in another word, the history of war. Ironically, it will accelerate and the ominous steps of world war will come so near...) [09:04.07] [09:05.61]by:Gladiolus