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宵にさらされて 浮かぶなだらかな坂を
静かに見送る 老いた背中に
そっと手を添えて 行方さし示す影は
かすかな 送り火揺らす 幻
せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
幾瀬過ぎました 咎の長き別れ路に
乾いたくちびる 声にならない
春に色づいた 夏のまばゆい光を
添わせた 確かな日々が 愛しい
閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ
船はすべり行く 遥か七色の雨が
迎える岸辺 あふれるやすらぎ
秋に黄昏れて 冬の訪れるとともに
再び 黄泉がえる日の 旅たち
せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ
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- [00:06.55]宵にさらされて 浮かぶなだらかな坂を
[00:17.34]静かに見送る 老いた背中に
[00:27.25]そっと手を添えて 行方さし示す影は
[00:37.89]かすかな 送り火揺らす 幻
[00:50.09]せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
[01:14.51]幾瀬過ぎました 咎の長き別れ路に
[01:25.00]乾いたくちびる 声にならない
[01:35.10]春に色づいた 夏のまばゆい光を
[01:45.84]添わせた 確かな日々が 愛しい
[01:57.85]閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ
[02:47.78]船はすべり行く 遥か七色の雨が
[02:58.34]迎える岸辺 あふれるやすらぎ
[03:08.48]秋に黄昏れて 冬の訪れるとともに
[03:19.15]再び 黄泉がえる日の 旅たち
[03:31.13]せめて 冷めた頬に 紅をさして欲しいのです
[03:52.05]閉じた 瞼こぼれる 最後の引き潮の涙よ
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