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  • 入道雲が空乗せ家とって行く
    片の恋と吹く風ここをつける
    白い空に馴染んだ目線避けて
    庭で揺れる高影の黒が染みか
    汗ばむ背を畳から生き隠すは早く
    言うたちが来ればいいのに
    誰もいない部屋で
    吹き込むぬるい風に
    窓辺でつる冷めた蒼が
    寂しくなく
    もう何度目の夏だろう
    耳を澄ます
    ああ風が吹く
    そのたびちりり響く
    出かけるのを
    迷って伸ばす足
    蝉の声紛れて
    遠来が鳴る
    誰もいない部屋で
    想い出にすらならぬ
    繰り返しの虚無と
    漕ぎと夏の静子
    こんな当たり前の空も
    今日の歌も
    きっと振り向くたび
    懐かしくなるのだ
    過ぎ去るほど
  • [00:13.26]入道雲が空乗せ家とって行く
    [00:25.83]片の恋と吹く風ここをつける
    [00:38.13]白い空に馴染んだ目線避けて
    [00:50.92]庭で揺れる高影の黒が染みか
    [01:03.18]汗ばむ背を畳から生き隠すは早く
    [01:19.11]言うたちが来ればいいのに
    [01:27.90]誰もいない部屋で
    [01:33.58]吹き込むぬるい風に
    [01:40.33]窓辺でつる冷めた蒼が
    [01:47.07]寂しくなく
    [02:09.49]もう何度目の夏だろう
    [02:16.27]耳を澄ます
    [02:21.71]ああ風が吹く
    [02:26.35]そのたびちりり響く
    [02:34.56]出かけるのを
    [02:40.67]迷って伸ばす足
    [02:47.02]蝉の声紛れて
    [02:53.01]遠来が鳴る
    [03:24.11]誰もいない部屋で
    [03:30.06]想い出にすらならぬ
    [03:36.19]繰り返しの虚無と
    [03:42.14]漕ぎと夏の静子
    [03:48.37]こんな当たり前の空も
    [03:57.50]今日の歌も
    [04:01.15]きっと振り向くたび
    [04:07.01]懐かしくなるのだ
    [04:14.25]過ぎ去るほど