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  • 秋空は鈍色にして
    黒馬の瞳のひかり
    水涸れて落つる百合花
    あゝ こころうつろなるかな
    神もなくしるべもなくて
    窓近く婦の逝きぬ
    白き空盲ひてありて
    白き風冷たくありぬ
    窓際に髪を洗へば
    その腕の優しくありぬ
    朝の日は澪れてありぬ
    水の音したたりてゐぬ

    町々はさやぎてありぬ
    子等の声もつれてありぬ
    しかはあれ この魂はいかにとなるか?
    うすらぎて 空となるか?

  • [00:23.909]秋空は鈍色にして
    [00:30.724]黒馬の瞳のひかり
    [00:38.019]水涸れて落つる百合花
    [00:46.292]あゝ こころうつろなるかな
    [00:53.731]神もなくしるべもなくて
    [01:01.005]窓近く婦の逝きぬ
    [01:08.332]白き空盲ひてありて
    [01:16.756]白き風冷たくありぬ
    [01:36.540]窓際に髪を洗へば
    [01:49.731]その腕の優しくありぬ
    [01:57.029]朝の日は澪れてありぬ
    [02:05.388]水の音したたりてゐぬ
    [02:11.070]
    [02:13.044]町々はさやぎてありぬ
    [02:20.164]子等の声もつれてありぬ
    [02:27.508]しかはあれ この魂はいかにとなるか?
    [02:35.876]うすらぎて 空となるか?
    [02:39.484]