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  • 箱根の山は、天下の嶮(けん)
    函谷關(かんこくかん)も ものならず
    萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷
    前に聳(そび)え、後方(しりへ)にささふ
    雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
    昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
    羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか
    一夫關に当たるや、萬夫も開くなし
    天下に旅する剛氣の武士(もののふ)
    大刀腰に足駄がけ
    八里の碞根(いはね)踏みならす、
    かくこそありしか、往時の武士
    箱根の山は天下の岨
    蜀の桟道數ならず
    萬丈の山、千仞の谷
    前に聳え、後方にささふ
    雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
    昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
    羊腸の小徑は、苔滑らか
    一夫關にあたるや、萬夫も開くなし
    山野に狩りする剛毅のますらを(益荒男)
    猟銃肩に草鞋(わらぢ)がけ
    八里の碞根踏み破る
    かくこそあるなれ、当時のますらを

  • [00:10.560]箱根の山は、天下の嶮(けん)
    [00:15.480]函谷關(かんこくかん)も ものならず
    [00:20.190]萬丈(ばんじょう)の山、千仞(せんじん)の谷
    [00:25.040]前に聳(そび)え、後方(しりへ)にささふ
    [00:30.100]雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
    [00:34.720]昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
    [00:47.250]羊腸(ようちょう)の小徑(しょうけい)は苔(こけ)滑らか
    [00:57.050]一夫關に当たるや、萬夫も開くなし
    [01:06.120]天下に旅する剛氣の武士(もののふ)
    [01:11.010]大刀腰に足駄がけ
    [01:15.890]八里の碞根(いはね)踏みならす、
    [01:20.820]かくこそありしか、往時の武士
    [01:40.760]箱根の山は天下の岨
    [01:45.720]蜀の桟道數ならず
    [01:50.860]萬丈の山、千仞の谷
    [01:55.860]前に聳え、後方にささふ
    [02:00.890]雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
    [02:05.750]昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
    [02:15.610]羊腸の小徑は、苔滑らか
    [02:25.530]一夫關にあたるや、萬夫も開くなし
    [02:34.940]山野に狩りする剛毅のますらを(益荒男)
    [02:39.910]猟銃肩に草鞋(わらぢ)がけ
    [02:44.600]八里の碞根踏み破る
    [02:49.560]かくこそあるなれ、当時のますらを
    [02:58.440]