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  • 「私は何も知らないふりしていてあげるわ。
    泣いて、壊れて、笑って…」

    もう只死ぬのを待つだけの仔猫を見た。
    排泄器官は塞がれたらしく誰も近づかない。
    本人はそれが当たり前のような顔してる。
    あなたは終わりがわかんない。

    雨は上がる気配もなく降り続いている。
    部屋の明かり消して床にはいつくばって、
    不幸な人のことを考えて自分慰めて、また一つ逃げ道増やしてる。

    まっさらな紙に落ちた、一滴の黒いそれは
    滲み出し広がって何も見えなくした。

    キチガって暴れ始めた彼の心臓。
    妄想は膨らむばかりどうにもなりやしない。
    彼女は何も知らないで愛想を振りまいてる。
    私は、あなたが、わかんない。

    夜は終る気配もなく飲み込み続ける
    言葉を指でなぞって床をはいずり回って
    その言葉に嘘、偽りはないが、隠し事にあり、爪がくいこみ始める。

    嘘が下手な男と隠し事がうまい女
    傷付くのがいやで自分追いつめて
    滲み出す輪郭それに伴う痛み
    柔らかな曲線は、影を持つ。

    雨は上がる気配もなく飲み込み続ける
    仔猫のことを考えて心臓かきむしられて
    簡単に自殺を考えたことは一度もないが、何だか死にたい気持ちです。

    嘘ばかりの男と、騙され上手な女
    傷つくのが恐くて、無垢を演じてた。
    流れ出す激情。それに伴う目覚め
    柔らかな曲線は、影を持つ。

    仔猫も自分の運命を、理解することができたなら
    知りたくなんかなかったと、思うでしょう。
  • [00:00.01]「私は何も知らないふりしていてあげるわ。
    [00:05.22]泣いて、壊れて、笑って…」
    [00:11.24]
    [00:41.86]もう只死ぬのを待つだけの仔猫を見た。
    [00:47.24]排泄器官は塞がれたらしく誰も近づかない。
    [00:52.24]本人はそれが当たり前のような顔してる。
    [00:57.19]あなたは終わりがわかんない。
    [01:02.63]
    [01:02.73]雨は上がる気配もなく降り続いている。
    [01:07.88]部屋の明かり消して床にはいつくばって、
    [01:13.28]不幸な人のことを考えて自分慰めて、また一つ逃げ道増やしてる。
    [01:23.37]
    [01:23.48]まっさらな紙に落ちた、一滴の黒いそれは
    [01:28.90]滲み出し広がって何も見えなくした。
    [01:33.86]
    [01:38.12]キチガって暴れ始めた彼の心臓。
    [01:43.26]妄想は膨らむばかりどうにもなりやしない。
    [01:48.37]彼女は何も知らないで愛想を振りまいてる。
    [01:53.20]私は、あなたが、わかんない。
    [01:58.36]
    [01:58.81]夜は終る気配もなく飲み込み続ける
    [02:04.18]言葉を指でなぞって床をはいずり回って
    [02:09.31]その言葉に嘘、偽りはないが、隠し事にあり、爪がくいこみ始める。
    [02:19.69]
    [02:19.83]嘘が下手な男と隠し事がうまい女
    [02:25.11]傷付くのがいやで自分追いつめて
    [02:29.20]滲み出す輪郭それに伴う痛み
    [02:34.15]柔らかな曲線は、影を持つ。
    [02:41.16]
    [03:10.82]雨は上がる気配もなく飲み込み続ける
    [03:16.09]仔猫のことを考えて心臓かきむしられて
    [03:21.38]簡単に自殺を考えたことは一度もないが、何だか死にたい気持ちです。
    [03:36.95]
    [03:39.67]嘘ばかりの男と、騙され上手な女
    [03:44.95]傷つくのが恐くて、無垢を演じてた。
    [03:50.01]流れ出す激情。それに伴う目覚め
    [03:55.40]柔らかな曲線は、影を持つ。
    [04:00.70]
    [04:00.71]仔猫も自分の運命を、理解することができたなら
    [04:14.18]知りたくなんかなかったと、思うでしょう。