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  • いつもは昼でも暗いこの路地の塀を
    今日はめずらしく夕日が真っ赤に染めた
    雨風に吹きさらされてすっかり錆付いた
    階段の手摺の先に蜻蛉がとまってる
    二階の奥の部屋の窓枠には
    誰かが置いていった鉢がひとつ
    今はもう誰もいない小さなアパート
    いつ頃からかまるで日の当たらなくなった
    小さな庭に枯れかけた銀杏の木が
    名前のかすれた郵便ポストは
    どこから舞い込んだ落ち葉ひとつ
    明日の朝このアパートは取り壊される
  • [00:09.99] いつもは昼でも暗いこの路地の塀を
    [00:19.84] 今日はめずらしく夕日が真っ赤に染めた
    [00:30.40] 雨風に吹きさらされてすっかり錆付いた
    [00:40.31] 階段の手摺の先に蜻蛉がとまってる
    [00:50.58] 二階の奥の部屋の窓枠には
    [01:00.11] 誰かが置いていった鉢がひとつ
    [01:09.96] 今はもう誰もいない小さなアパート
    [01:40.09] いつ頃からかまるで日の当たらなくなった
    [01:50.40] 小さな庭に枯れかけた銀杏の木が
    [02:00.55] 名前のかすれた郵便ポストは
    [02:10.19] どこから舞い込んだ落ち葉ひとつ
    [02:19.67] 明日の朝このアパートは取り壊される