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  • 近頃 君の夢ばっか見て
    寝起きどうも切ないから
    近頃 俺 いっそ寝んのやめた
    目ん玉血走って
    若干よろめきながら
    狭っ苦しいラーメン屋につづく
    だだっ広い大通り
    傘の先っぽでつついております
    どうにかこうにか
    ちょっといいとこ見せたい訳だが
    いかんせんヘタレ
    ようやく見据えた未来さえ
    ご丁寧にてめえで勝手に
    セピア色にしちまう体たらく
    ポツポツ降り出して
    あー いよいよ惨めです
    灰色の空に向かって
    ややガン飛ばし気味の角度で
    鋭く硬直する一輪の花の姿に
    何故か強烈な嫉妬を覚え
    大人気なくそいつを思い切り踏んづけてやれば
    感情のかけらもないBB弾みたいな冷たい雨は
    この軟弱な36.5度の情熱を蜂の巣にせんばかりだ
    気でも違ったか 己(おのれ)に往復ビンタ
    秋でもないのに頬に赤い紅葉
    近頃 君の夢ばっか見て
    寝起きどうも切ないから
    近頃 俺 いっそ寝んのやめた
    したたかに酔って
    大いによろめきながら
    しつこい悪友ようやく振り切り
    無駄に明るい繁華街
    千鳥足で踏んづけております
    「分かってんならさっさと直しなさいよ」と
    ぼちぼち限界か
    何処からともなく君の声
    あー 三日月の如き前傾姿勢で
    “お好み焼き"二つ
    あー いよいよ惨めです
    重ねれば重ねるほど 薄っぺらになっていく
    その不可解さに首を傾けながらも
    愚乱愚乱の週末の夜に 今更 後には退けんと
    半ばやけっぱちに夢をぶっ放せば
    改札口を中心にとぐろを巻く 激烈な時の流れは
    この軟弱な365日の叫びを粉々にかき消さんばかりだ
    気でも違ったか 己に往復ビンタ
    秋でもないのに頬に赤い紅葉
  • [00:34.710]近頃 君の夢ばっか見て
    [00:38.730]寝起きどうも切ないから
    [00:42.690]近頃 俺 いっそ寝んのやめた
    [00:50.190]目ん玉血走って
    [00:53.440]若干よろめきながら
    [00:57.540]狭っ苦しいラーメン屋につづく
    [01:01.150]だだっ広い大通り
    [01:02.720]傘の先っぽでつついております
    [01:07.000]どうにかこうにか
    [01:09.870]ちょっといいとこ見せたい訳だが
    [01:15.340]いかんせんヘタレ
    [01:18.140]ようやく見据えた未来さえ
    [01:22.020]ご丁寧にてめえで勝手に
    [01:26.450]セピア色にしちまう体たらく
    [01:30.610]ポツポツ降り出して
    [01:34.000]あー いよいよ惨めです
    [01:40.210]灰色の空に向かって
    [01:42.190]ややガン飛ばし気味の角度で
    [01:44.430]鋭く硬直する一輪の花の姿に
    [01:48.320]何故か強烈な嫉妬を覚え
    [01:51.630]大人気なくそいつを思い切り踏んづけてやれば
    [01:56.810]感情のかけらもないBB弾みたいな冷たい雨は
    [01:59.760]この軟弱な36.5度の情熱を蜂の巣にせんばかりだ
    [02:04.720]気でも違ったか 己(おのれ)に往復ビンタ
    [02:08.580]秋でもないのに頬に赤い紅葉
    [02:46.520]近頃 君の夢ばっか見て
    [02:50.370]寝起きどうも切ないから
    [02:54.360]近頃 俺 いっそ寝んのやめた
    [03:01.140]したたかに酔って
    [03:02.970]大いによろめきながら
    [03:05.600]しつこい悪友ようやく振り切り
    [03:09.630]無駄に明るい繁華街
    [03:13.140]千鳥足で踏んづけております
    [03:18.860]「分かってんならさっさと直しなさいよ」と
    [03:27.370]ぼちぼち限界か
    [03:29.790]何処からともなく君の声
    [03:33.920]あー 三日月の如き前傾姿勢で
    [03:42.690]“お好み焼き"二つ
    [03:46.000]あー いよいよ惨めです
    [03:52.050]重ねれば重ねるほど 薄っぺらになっていく
    [03:55.730]その不可解さに首を傾けながらも
    [04:00.090]愚乱愚乱の週末の夜に 今更 後には退けんと
    [04:03.650]半ばやけっぱちに夢をぶっ放せば
    [04:08.020]改札口を中心にとぐろを巻く 激烈な時の流れは
    [04:11.460]この軟弱な365日の叫びを粉々にかき消さんばかりだ
    [04:16.190]気でも違ったか 己に往復ビンタ
    [04:20.150]秋でもないのに頬に赤い紅葉