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作词 : 瞬火
作曲 : 瞬火
限（れ）ない闇を擦（す）りて
仄白（のじろ）い雨が降る
濡（ぼ）つる螟蛾（いが）の翅（ね）を
穏やかに（）（）ぎ落とす
もう何も視（）えぬ
瘧（らわやみ）の中
深く深く沈みたい
止まない雨を集めて
仄暗（のくら）い闇が眩（）る
時雨（ぐ）れることも
忘れた眼鞘（なざや）を閉（）ざす為
もう誰も知らぬ黄泉國（もつくに）の底
ずっとずっと焼かれたい
嗚呼恋の歌を嗚呼彼に伝えて
嗚呼遠き風に愛おしき声を聴く
旅の縁（すが）に戯（）れて
誑（ら）した女（みな）
見目麗（めうるわ）しく
艶事欠（やことか）かぬ
色女（ろめ）何時（つ）か
番（が）うと容易（やす）く包（る）め枕（）いて
畢（わ）るや否（な）や
穴（つ）を捲（）くりて帰路（ろ）へ
何処（ずこ）へ失（）せた
愛しき男（のこ）
失われたのは花決して
違（が）わぬ貴方（なた）の匂い
詐（つわ）りの業（う）に泣いて
此（）の儘（ま）往（）かないで
彼（）の日が堕ちてゆく
頑（たくな）に迫（ま）る
蛇心（ゃしん）の嬌笑（ょうしょう）
抗（らが）い膠（べ）も無く
戯言（ごん）の契（ぎ）りを
片腹痛（たはらいた）しと
足蹴（しげ）にすれども無駄
嗚呼せめて只一言（とこと）
「其方恋（なたこい）し」と聞かせて
嘘でも偽りでもどうか其の傍（ば）に居させて
噫（あ）逢瀬（うせ）重（さ）ね重（さ）ね
恋（）うる心更に燃え上がる
立ち籠（）める夏霞（つがすみ）
憧れは泡と消（）ゆる
止めどなく流れ落（）つるは
悔いの泪貴方を信じて
野辺（べ）に咲く花にさえ
憐（わ）れびを向けように
人でなく畜生（くしょう）の道を只
這（）いずれば「恋いもせぬわ」と
余りと言えば余りない言い種（さ）
臠（く）が爛（だ）れる
残酷（んこく）の雨
蛇（ちなわ）の獄（く）の中
生きて帰さぬ骨も残さぬ
其の罪を悔して死ね
今更呼ばないで
もう直（き）楽（く）になる
愛しい人を殺（や）めた
贖（がな）いの雨が降る
止まない雨を集めた
滾（ぎ）つ瀬に身を委（か）す
おわり
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- [00:00.000] 作词 : 瞬火
[00:01.000] 作曲 : 瞬火
[00:51.880]限（れ）ない闇を擦（す）りて
[00:57.530]仄白（のじろ）い雨が降る
[01:03.710]濡（ぼ）つる螟蛾（いが）の翅（ね）を
[01:09.710]穏やかに（）（）ぎ落とす
[01:15.110]もう何も視（）えぬ
[01:18.790]瘧（らわやみ）の中
[01:21.740]深く深く沈みたい
[01:29.470]止まない雨を集めて
[01:34.990]仄暗（のくら）い闇が眩（）る
[01:41.310]時雨（ぐ）れることも
[01:43.900]忘れた眼鞘（なざや）を閉（）ざす為
[01:52.670]もう誰も知らぬ黄泉國（もつくに）の底
[01:59.260]ずっとずっと焼かれたい
[02:06.870]嗚呼恋の歌を嗚呼彼に伝えて
[02:18.740]嗚呼遠き風に愛おしき声を聴く
[03:25.962]旅の縁（すが）に戯（）れて
[03:28.342]誑（ら）した女（みな）
[03:32.472]見目麗（めうるわ）しく
[03:34.70]艶事欠（やことか）かぬ
[03:35.800]色女（ろめ）何時（つ）か
[03:40.10]番（が）うと容易（やす）く包（る）め枕（）いて
[03:45.790]畢（わ）るや否（な）や
[03:47.610]穴（つ）を捲（）くりて帰路（ろ）へ
[03:52.640]何処（ずこ）へ失（）せた
[03:55.540]愛しき男（のこ）
[03:58.590]失われたのは花決して
[04:05.950]違（が）わぬ貴方（なた）の匂い
[04:10.940]詐（つわ）りの業（う）に泣いて
[04:16.390]此（）の儘（ま）往（）かないで
[04:28.460]彼（）の日が堕ちてゆく
[06:06.137]頑（たくな）に迫（ま）る
[06:08.217]蛇心（ゃしん）の嬌笑（ょうしょう）
[06:10.657]抗（らが）い膠（べ）も無く
[06:14.837]戯言（ごん）の契（ぎ）りを
[06:16.887]片腹痛（たはらいた）しと
[06:18.947]足蹴（しげ）にすれども無駄
[06:23.437]嗚呼せめて只一言（とこと）
[06:27.307]「其方恋（なたこい）し」と聞かせて
[06:31.937]嘘でも偽りでもどうか其の傍（ば）に居させて
[06:40.730]噫（あ）逢瀬（うせ）重（さ）ね重（さ）ね
[06:44.770]恋（）うる心更に燃え上がる
[07:19.545]立ち籠（）める夏霞（つがすみ）
[07:27.895]憧れは泡と消（）ゆる
[07:37.310]止めどなく流れ落（）つるは
[07:42.700]悔いの泪貴方を信じて
[07:53.280]野辺（べ）に咲く花にさえ
[08:01.570]憐（わ）れびを向けように
[08:10.40]人でなく畜生（くしょう）の道を只
[08:22.470]這（）いずれば「恋いもせぬわ」と
[08:37.460]余りと言えば余りない言い種（さ）
[09:32.530]臠（く）が爛（だ）れる
[09:35.100]残酷（んこく）の雨
[09:37.930]蛇（ちなわ）の獄（く）の中
[09:43.810]生きて帰さぬ骨も残さぬ
[09:49.200]其の罪を悔して死ね
[09:54.200]今更呼ばないで
[10:05.00]もう直（き）楽（く）になる
[10:38.355]愛しい人を殺（や）めた
[10:44.05]贖（がな）いの雨が降る
[10:50.215]止まない雨を集めた
[10:55.985]滾（ぎ）つ瀬に身を委（か）す
[11:08.405]おわり
