-
-
-
難破津に咲くや この花 冬ごもり
今を春辺と咲くや この花
もろともに あはれと思へ山桜
花よりほかに 知る人もなし
久方の 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせし間に
人はいさ 心も知らず ふるさとは
花ぞ昔の 香に匂ひける
春过ぎて 夏来にけらし 白妙の
衣ほすてふ 天の香具山
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
雲のいづこに 月宿るらむ
今来むと いひしばかりに 長月の
有明の月を 待ち出でつるかな
滝の音は 绝えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞えけれ
村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
このたびは 幣もとりあへず手向山
紅葉の锦 神のまにまに
かささぎの わたせる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
ふりゆくものは わが身なりけり
咲くや この花
神のまにまに
咲くや この
神のまにまに
咲くや この花...
-
-
- [00:05.00]難破津に咲くや この花 冬ごもり
[00:09.73]今を春辺と咲くや この花
[00:18.00]
[00:36.04]もろともに あはれと思へ山桜
[00:41.27]花よりほかに 知る人もなし
[00:46.12]久方の 光のどけき 春の日に
[00:51.69]しづ心なく 花の散るらむ
[00:56.21]花の色は うつりにけりな いたづらに
[01:02.66]わが身世にふる ながめせし間に
[01:06.69]人はいさ 心も知らず ふるさとは
[01:12.06]花ぞ昔の 香に匂ひける
[01:16.97]春过ぎて 夏来にけらし 白妙の
[01:22.51]衣ほすてふ 天の香具山
[01:29.02]
[01:38.22]夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
[01:43.42]雲のいづこに 月宿るらむ
[01:48.60]今来むと いひしばかりに 長月の
[01:53.83]有明の月を 待ち出でつるかな
[01:58.35]滝の音は 绝えて久しく なりぬれど
[02:05.02]名こそ流れて なほ聞えけれ
[02:09.10]村雨の 露もまだひぬ まきの葉に
[02:14.25]霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
[02:19.22]このたびは 幣もとりあへず手向山
[02:24.61]紅葉の锦 神のまにまに
[02:33.36]
[03:00.76]かささぎの わたせる橋に おく霜の
[03:06.22]白きを見れば 夜ぞふけにける
[03:11.24]天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
[03:16.53]をとめの姿 しばしとどめむ
[03:21.52]花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
[03:26.94]ふりゆくものは わが身なりけり
[03:34.64]
[03:42.49]咲くや この花
[03:47.76]神のまにまに
[03:52.85]咲くや この
[03:57.87]神のまにまに
[04:00.38]咲くや この花...
[04:08.14]