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  • 真昼の月へと浮かび上がった
    真っ白に光る月光蟲
    「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」と、いうのです。
    グリグリメガネの郵便屋は
    「おれが伝える。」と声をかけた
    でも、ひらり飛んでったそのあとには
    椨(たぶ)の灰が残るだけでした。
    煙が、また消えた
    大人に、ならないんだナァ…
    響いた想いが、夜を撫でた。
    言葉に成れないまま
    土に染みて消えるような想いが、音を立てた。
    思い出せるように。


    唄え、踊れ、
    泣いたりはしないぜ
    聞こえるだろう?
    戻るつもりは…ないか。
    唄え、踊れ、
    目を伏せたくらいじゃあ
    隠せないんだナァ…。
    やがて、想いは滲んだようだ。
    夜をかきわけて、赤い火が灯ったら
    また今日が来ても思い出せるように
    言葉に成れないまま、
    土に染みて消えるような想いが、音を立てた。
    思い出せるように。
    その日を超えられるように。
  • [00:17.82]真昼の月へと浮かび上がった
    [00:21.24]真っ白に光る月光蟲
    [00:25.37]「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」と、いうのです。
    [00:33.32]グリグリメガネの郵便屋は
    [00:37.23]「おれが伝える。」と声をかけた
    [00:41.22]でも、ひらり飛んでったそのあとには
    [00:45.15]椨(たぶ)の灰が残るだけでした。
    [00:49.23]煙が、また消えた
    [00:57.08]大人に、ならないんだナァ…
    [01:05.00]響いた想いが、夜を撫でた。
    [01:08.24]言葉に成れないまま
    [01:10.69]土に染みて消えるような想いが、音を立てた。
    [01:16.50]思い出せるように。
    [01:19.60]
    [01:27.13]
    [01:39.24]唄え、踊れ、
    [01:41.00]泣いたりはしないぜ
    [01:43.22]聞こえるだろう?
    [01:44.82]戻るつもりは…ないか。
    [01:47.34]唄え、踊れ、
    [01:49.41]目を伏せたくらいじゃあ
    [01:51.83]隠せないんだナァ…。
    [01:56.01]やがて、想いは滲んだようだ。
    [01:59.02]夜をかきわけて、赤い火が灯ったら
    [02:04.77]また今日が来ても思い出せるように
    [02:12.83]言葉に成れないまま、
    [02:15.10]土に染みて消えるような想いが、音を立てた。
    [02:20.98]思い出せるように。
    [02:23.75]その日を超えられるように。