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善意のマモノ

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  • 作词 : 凋叶棕
    作曲 : ZUN
    畏れらるる
    神でもなく
    妖でもなく
    たとい けして触れられぬ魔物としても
    ただただ笑っている
    穢れた掌を翳しては
    その痕に口吻ながら
    吸うは黒紫の輝き
    うねりを上げて包み込ませて
    忌み嫌われたものと共にありながらも
    まるでそれは何か美しいものとばかり
    愛おしげに
    遥か遠く
    人及ばぬところ
    その禍をその身に引き受け
    それに体濡らしても 塗れながらも
    在り続けることを快として
    ただただ笑っている
    浸ること この身の求むままに
    浴ること この身の求むままに
    誰にも見咎められないで
    独り紡ぐ禍事を
    穢れた体を抱いて
    その瘴気に踊りながら
    纏う亡者のざわめき
    呪わしき渦に洗われながら
    人には映らぬ何かを見据えるが故
    まるでそれは何か尊いものとばかり
    愉しげに
    遥か高く
    人及ばぬところ
    その災をその身に引き受け
    それで体満たしては 無邪気に笑う
    まるでそれしか知らないという
    人形のようでいて
    そも
    神という一つの系(姿)でなく
    妖という一つの系(姿)でなく
    どちらでもない系(姿)として在るのなら
    それは山に住まう魔と
    遥かずっと
    人及ばぬところ
    その始まりに込められた想い
    宿す心善き意志の願いのままに
    善なるマモノがそこにいて
    ゆえにずっと
    人及ばぬところ
    その一切をその身に引き受け
    今も幼き心は刻まれたまま
    たといその体は穢れようとも
    屈託のないままに
    ただただ笑っている
  • [00:00.000] 作词 : 凋叶棕
    [00:00.527] 作曲 : ZUN
    [00:01.55]畏れらるる
    [00:03.17]神でもなく
    [00:04.89]妖でもなく
    [00:07.82]たとい けして触れられぬ魔物としても
    [00:20.71]ただただ笑っている
    [00:41.99]穢れた掌を翳しては
    [00:48.62]その痕に口吻ながら
    [00:55.28]吸うは黒紫の輝き
    [01:01.96]うねりを上げて包み込ませて
    [01:08.23]忌み嫌われたものと共にありながらも
    [01:14.80]まるでそれは何か美しいものとばかり
    [01:23.24]愛おしげに
    [01:27.38]遥か遠く
    [01:30.62]人及ばぬところ
    [01:34.35]その禍をその身に引き受け
    [01:40.63]それに体濡らしても 塗れながらも
    [01:47.81]在り続けることを快として
    [01:54.48]ただただ笑っている
    [02:11.61]浸ること この身の求むままに
    [02:18.23]浴ること この身の求むままに
    [02:24.53]誰にも見咎められないで
    [02:31.18]独り紡ぐ禍事を
    [02:40.35]穢れた体を抱いて
    [02:46.96]その瘴気に踊りながら
    [02:53.66]纏う亡者のざわめき
    [03:00.33]呪わしき渦に洗われながら
    [03:06.56]人には映らぬ何かを見据えるが故
    [03:13.08]まるでそれは何か尊いものとばかり
    [03:21.48]愉しげに
    [03:25.72]遥か高く
    [03:28.96]人及ばぬところ
    [03:32.75]その災をその身に引き受け
    [03:39.02]それで体満たしては 無邪気に笑う
    [03:46.09]まるでそれしか知らないという
    [03:52.75]人形のようでいて
    [04:02.80]そも
    [04:03.26]神という一つの系(姿)でなく
    [04:09.47]妖という一つの系(姿)でなく
    [04:16.60]どちらでもない系(姿)として在るのなら
    [04:22.97]それは山に住まう魔と
    [04:30.76]遥かずっと
    [04:34.04]人及ばぬところ
    [04:37.78]その始まりに込められた想い
    [04:44.09]宿す心善き意志の願いのままに
    [04:51.17]善なるマモノがそこにいて
    [04:57.90]ゆえにずっと
    [05:00.83]人及ばぬところ
    [05:04.43]その一切をその身に引き受け
    [05:10.73]今も幼き心は刻まれたまま
    [05:17.78]たといその体は穢れようとも
    [05:24.44]屈託のないままに
    [05:31.21]ただただ笑っている