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作词 : コウ
作曲 : コウ
「ナツキ、何読んでんだ?」
「"忘却日記"って本。」
「せっかくこんな景色のとこ来たんだ。そんな汚ねぇ本置いてこいよ。」
「大自然の中で読書する幸せ、ソラには分かんないかなぁ。」
八月の終わり。毎年やって来るはずの長月が、
僕等には来なかった。
孤独な森の中 黒く湛える神社には
静かな 想いと裏腹に咲く ひぐらしの唄(あそび)
夕暮れにざわめく空 遠くで鳴く風鈴が
戻れない世 固く結んだ手を今隔てた
何故私は君に触れない?
何故僕は君が見えない?
逃げ出す二人を 掻き回した夏の匂い
暦は続くはずの長月が 最初はじめから無かったように
壊れた存在の 歯車が軋んだ
回って回って 何度も君を呼んだ
聞こえない触れない こんな近くなのに
透けてる身体も 愛しいのに焼かれて
もう一度会いたい
八月よ私を返して 取り戻す術を頂戴
ソラにはナツキが見えなくなっていた。
そして彼自身も、この世界から離れかけていた。
夕暮れにざわめく空 枝分かれの小道にて
君はもう戻ること無い日を 手放そうと
「今行くよ 永久の夏まで。」
「許してね 馬鹿な私を。」
微笑んで僕を離した 君のこと愛せたかなねぇ
巻戻る夏の唄声 消えた僕らだけの8月32日
彼は目を覚ました。
何かが欠けた、九月一日に。
ひぐらしが泣いていた
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- [00:00.000] 作词 : コウ
[00:00.529] 作曲 : コウ
[00:01.58]「ナツキ、何読んでんだ?」
[00:06.53]「"忘却日記"って本。」
[00:08.37]「せっかくこんな景色のとこ来たんだ。そんな汚ねぇ本置いてこいよ。」
[00:12.98]「大自然の中で読書する幸せ、ソラには分かんないかなぁ。」
[00:16.58]八月の終わり。毎年やって来るはずの長月が、
[00:21.15]僕等には来なかった。
[00:22.69]
[00:37.16]孤独な森の中 黒く湛える神社には
[00:43.89]静かな 想いと裏腹に咲く ひぐらしの唄(あそび)
[00:52.02]
[00:52.30]夕暮れにざわめく空 遠くで鳴く風鈴が
[01:00.84]戻れない世 固く結んだ手を今隔てた
[01:08.54]
[01:09.13]何故私は君に触れない?
[01:17.08]何故僕は君が見えない?
[01:24.78]
[01:25.15]逃げ出す二人を 掻き回した夏の匂い
[01:31.95]暦は続くはずの長月が 最初はじめから無かったように
[01:39.65]
[01:40.40]壊れた存在の 歯車が軋んだ
[01:47.05]回って回って 何度も君を呼んだ
[01:53.69]聞こえない触れない こんな近くなのに
[02:00.38]透けてる身体も 愛しいのに焼かれて
[02:07.72]
[02:08.00]もう一度会いたい
[02:11.68]
[02:12.51]八月よ私を返して 取り戻す術を頂戴
[02:28.69]
[02:29.50]ソラにはナツキが見えなくなっていた。
[02:37.71]そして彼自身も、この世界から離れかけていた。
[02:43.40]
[02:43.75]夕暮れにざわめく空 枝分かれの小道にて
[02:52.06]君はもう戻ること無い日を 手放そうと
[03:02.33]
[03:02.61]「今行くよ 永久の夏まで。」
[03:10.45]「許してね 馬鹿な私を。」
[03:18.19]
[03:18.49]微笑んで僕を離した 君のこと愛せたかなねぇ
[03:34.30]巻戻る夏の唄声 消えた僕らだけの8月32日
[03:50.60]
[03:52.61]彼は目を覚ました。
[03:55.27]何かが欠けた、九月一日に。
[03:58.03]
[03:58.34]ひぐらしが泣いていた