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  • 秋空は鈍色にして
    黒馬の瞳のひかり
    水涸れて落つる百合花
    あゝ こころうつろなるかな
    神もなくしるべもなくて
    窓近く婦の逝きぬ
    白き空盲ひてありて
    白き風冷たくありぬ
    窓際に髪を洗へば
    その腕の優しくありぬ
    朝の日は澪れてありぬ
    水の音したたりてゐぬ
    町々はさやぎてありぬ
    子等の声もつれてありぬ
    しかはあれ この魂はいかにとなるか?
    うすらぎて 空となるか?
  • [00:16.155]秋空は鈍色にして
    [00:23.460]黒馬の瞳のひかり
    [00:31.158]水涸れて落つる百合花
    [00:39.768]あゝ こころうつろなるかな
    [00:51.912]神もなくしるべもなくて
    [00:59.265]窓近く婦の逝きぬ
    [01:06.579]白き空盲ひてありて
    [01:15.051]白き風冷たくありぬ
    [01:27.853]窓際に髪を洗へば
    [01:35.087]その腕の優しくありぬ
    [01:42.585]朝の日は澪れてありぬ
    [01:51.189]水の音したたりてゐぬ
    [02:03.773]町々はさやぎてありぬ
    [02:11.108]子等の声もつれてありぬ
    [02:18.496]しかはあれ この魂はいかにとなるか?
    [02:27.175]うすらぎて 空となるか?