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  • DRAMATSU
    もしもチョロ松がTVプロデューサーだったら ~TVプロデューサー:チョロ松/新人:おそ松~
    チョロ松:(拍手)いいよー。いいよ、みんなよかったよー。ご苦労様。これでまた視聴率百二十パーセント突破だね。そしたら座銀でシースーだよー。
    ああー、ちょっと、フラッグプロダクションのマネージャー。いや、ジャーマネー。ちょっといいかな?かなちょっといい?
    ねねー、お宅の新人ね、いいもん持ってると思うんだ。えっとー、その心の奥底に秘めてる才能?ていうかなんていうか。大人気アイドルになれる素質を持ってると思うんだ。僕が言うんだから間違いないよ。ちょっとこっち来て。
    (ドアの閉まる音)
    アイドルっていいよね。知ってる?元々偶像って意味から来てるんだってね。偶像、イドラ。つまり、盲目的信仰の対象物。見返りを求めずに全財産突っ込んで、同じCD何十枚も買って、ね?
    僕もアイドル大好きだからわかるんだけど、そういうね、毟り取れるだけ毟り取れるアイドルになれる素質がね、お宅の新人にあると思うんだ。あっ、お茶でもどう?
    (お茶の入れる音、啜る音)
    お茶美味しいねえ。だからその、何っていうか、よかったら僕が引き出してあげようか?うん?そうそう。個人的に、色々教えてあげたくて。ほらほら、僕もそこそこ人気番組作ってるし、視聴率も取ってるし、プロデューサーとしてそれなりに稼いでるし。
    せんべい食べる?(食べる音)うん、飛ぶ鳥を落とす勢いのテレビのプロデューサーっていうかね、見て見て、ちゃんとカーディガン羽織ってるでしょ?言葉を入れ替えて喋ってるでしょ?入れ替えて言葉ってるでしょ?喋って。何言ってるかわからない?まあまあ、気にしないで。せんべいまだあるよ。(食べる音)
    それでね、今度、土九のトレンディードラマで。えっ?ドクって何かって?土九だよ、土九。月九じゃないよ。土曜、朝、九時。土九。土曜朝九時にトレンディードラマだよ。新しい役を作ったんだ。
    視聴率百二十パーセント間違いなしだよ。そのー、主役?ちょっと今探してるんだよねー。ということで、じゃじゃ、フラッグホテルの三号室で待ってるから、あの子を来させて、ね!ね!
    (シャワーの音)
    (鼻歌の音)
    チョロ松:緊張するなー。ドキドキー。こんなことをしていいのかなー。本当はダメだよねー。
    で、でも、僕だって、プロデューサーとして真面目に頑張ってきたんだから、す、少しぐらい職権濫用してもいいよねー。いい思いをしても誰もは文句言わないよねー。
    うん!これでよし。花とワインとチーズ、そしておでんと焼き鳥。完璧だね。これで、新人のあの女の子もイチコロさ。
    一応、うう、ソフトドリンクも用意しておこうかな。ああでも、やっぱりちょっと惚れ酔いになったほうが。ああ、わかんない!女の子と二人きりになったことがないから、どうしたらいいかわかんない!
    っていうか、何喋ろう。(ドキドキ)落ち着け、チョロ松。落ち着け、僕。着け落ち着け落ち。うん、座銀でシースー、うんうん。人気番組を作ってるプロデューサー、相手は新人のアイドル。
    (深呼吸、ドアの叩く音)
    ドゲーっ!あっ、も、もう来た?は、早かったね。はあ、緊張するー。うう、頑張れ!僕、テレビプロデューサー!自信を持って!
    (ドアの開く音)
    チョロ松:あ、いらっしゃいー。
    おそ松:どうもー、おっこんばんは!
    チョロ松:あこんばん、はっ?えっ、あっ、えっ、とっ、うっ…君は?
    おそ松:おそ松でーす!フラッグプロダクションの。マネージャーにチョロ松プロデューサーの所へ行けって言われたんです。ええっとその、個人的に指導してくださるそうで、ありがとうございまーす!嬉しいでーす。んははははー。
    チョロ松:あっあはは、あん。あええっと、何かの間違いじゃないかな、僕が呼んだのは君じゃなくて、梅子ちゃん…
    おそ松:失礼しまーす。
    チョロ松:おい!
    (ドアの閉まる音)
    おそ松:うわあー、立派な部屋ですねー!スイートルームっていうんですよね。
    チョロ松:まあね。
    おそ松:かわいいー。おでんまで!いただきまーす。
    (ぱくぱく)
    うまい。うまい。すごいっすね。俺スイートルームって初めて入りました。おでんうまいっすね。
    チョロ松:おっ、そう?よかった。
    (壁を舐める音)
    おそ松:ああ、スイートルームって言っても、別に壁も柱も甘くないっすね。
    チョロ松:スイートルームのスイートは甘いって意味じゃなくてね。
    おそ松:それで、何の指導をしてくれるんですか?
    チョロ松:ええっと…
    おそ松:演技指導ですかー?ナンジャコリャーーー!…どうですか?
    チョロ松:どうですかって言われても…なんじゃこりゃーって感じ?
    おそ松:ああ、それとも歌ですか?ああ。司会もやれると思うんですよ。はい、皆さんこんにちは!離婚さん、グッバイ!オヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ。 …どうですか?
    チョロ松:ええっと、その、離婚さんって縁起でもない番組だね。おそ松君と言った?
    おそ松:おそ松です!新人のタレントです!何でもやりますよー。
    チョロ松:何でも?
    おそ松:はい。何でも。
    チョロ松:じっ、じゃ、僕の言う通りにするってことかな。
    おそ松:はい!もちろん!
    チョロ松:ああ、ははっ、はは。あ、いい子だねー。そうだよ。僕は、実力家プロデューサー。僕の言うことを素直に聞いておけば、悪いようにはしないよー。さあ、体の力を抜いて…って待って!違う違う、そうじゃ、そうじゃない!別に、おそ松君が素直になっても僕は嬉しくないんだ。
    ううんうんうんっ。あの、おそ松君、どうもフラッグプロダクションのマネージャーが、うん!うんっ、ジャーマネーが、何が勘違いしたみたいだ。
    おそ松:勘違い?
    チョロ松:うん。僕はテレビのプロデューサー。そして部屋に呼んだのは新人タレント。ここは豪華のホテル。高級ワイン、アンド、おでん。この意味、わかるよね?
    おそ松:ううーん。あっ、わかった!指導してくれつつ御馳走してくれるってことですよね。あー。指導の前におでん食べちゃったけど、ありがとうございます!いやあー、チョロ松プロデューサー!すごくいい人なんですねー!こうやって仕事以外の時間を使って、僕みたいな新人を指導してくれるなんて!
    チョロ松:うんうん。そうそう。指導しつつ御馳走、そこは間違ってない。ただ、指導って部分がちょっとね。
    おそ松:ちょっと?
    チョロ松:うんん。大人の指導したくて。
    おそ松:えっ?
    チョロ松:オ·ト·ナ·ノ·シ·ド·ウ。
    おそ松:オ·ト·ナ·ノ?
    チョロ松:わかるよねえ!つまり、僕が呼んだのは君じゃなくて、女の子の梅子ちゃ…
    おそ松:もちろんわかりますよ!食事のマナーや挨拶について指導してくれるということですね。立派な大人になれるようにと。さすがですねえ。素晴らしいプロデューサーだ!視聴率百二十パーセントを取るだけのことはあります。チョロ松プロデューサー、万歳!
    チョロ松:うーん。難しいなあ。
    おそ松:あっ何が?
    チョロ松:どう言ったら通じるのかな。えっとね、君、新人だって言ったよねえ。
    おそ松:はい。新人です。
    チョロ松:じゃまだ芸能界のルールとかよく知らないんだね。
    おそ松:あっ、それを教えてくれるんですね?ご指導、お願いします!
    チョロ松:そうじゃなくてね。うーん。どう言えばいいのかなあ。
    おそ松:何をそんなに悩んでいるんですか。
    チョロ松:(パン!)君のせいだよ!僕はプロデューサーという立場を利用しようと思っていたのに!
    おそ松:えっ?
    チョロ松:ああそうさ!僕はフラッグプロダクションの新人アイドル、梅子ちゃんを好きになったんだ!だから、マネージャーに頼んだんだ!僕の部屋に来るようにって!そしたら、土九の主人公にしてあげるからって!僕だって、僕だって!それぐらいおいしい目にあってもいいと思わない?!
    ちょっとお話したかったんだ!あわよくば手ぐらい握れるかなって!だって僕、女の子の手って、母さんの手しか握ったことがないんだよ!産婆さんの手も!保母さんの手も!トト子ちゃんの手すら握ったことがないんだよ!
    こんなに毎日一生懸命働いているんだよ!少しぐらい、少しぐらい立場を利用して、お、おおー、女の子と仲良くしてもいいだろう?!いいよね?!ね!ダメ?!ダメかな?!
    おそ松:ああー、そうだったんですねー。
    チョロ松:そうだよ!そうなんだよ!
    おそ松:最初から言ってくれたらいいのにー。
    チョロ松:言ってたつもりなんだ!でね!僕と仲良くしてくれたら、梅子ちゃんにちょっといい仕事回そうかなって、そう思ってたの!
    おそ松:ああ!聞いたことあります。そういうのを、んん、何とか営業って。んんな、確か、ナマコ営業…
    チョロ松:(パン)枕営業だよ!枕営業!もちろん枕どころか、手握れるかどうかもわからないけど!でも、権力を笠に着て、言うことを聞かせようもしてるんだから、枕営業だよね!
    おそ松:はあー。枕営業…。素晴らしいですね!
    チョロ松:は?
    おそ松:テレビプロデューサーをしながら、枕営業だなんて!枕を売って売って売りまくっているんですね!そっか!わかりました!俺に枕営業をしろってことですね。
    チョロ松:あのっ、ちょっと話伝わってないよね?
    おそ松:指導だけじゃなくて、バイトまで紹介してくれるなんて。最高のプロデューサーだ!
    チョロ松:おそ松君?
    おそ松:俺、枕営業をしまーす!
    チョロ松:あのね?
    おそ松:有名通販番組の、あの元社長みたいに、ちょっと甲高いぐらいの声がいいかな。
    チョロ松:あの、話を…
    おそ松:はい!この枕、寝心地最高ですね!頭を乗せてみたらすぐグッスリ!なんと二つで三千円!さらに、大感謝祭ということで、五千円引き!
    チョロ松:赤字だよっ?!
    おそ松:街中を大声で叫びまわりたいです!
    チョロ松:なんで?
    おそ松:本当に感動したから、チョロ松プロデューサーは素晴らしいって!本当に偉いって!枕営業をさせてくれるって!チョロ松プロデューサー!枕営業!チョロ松プロデューサー!枕営業!チョロ松枕営業! おそ松:真的超级感动!チョロ松制片人超级棒!真的很伟大!愿意让我潜规则(枕营业)!チョロ松制片人!潜规则(枕营业)!チョロ松制片人!潜规则(枕营业)!チョロ松潜规则(枕营业)!
    チョロ松:やめてええ!芸能界から抹殺する気?!
    おそ松:そうだ!今度からチョロ松じゃなくて、チョロ枕って名前にしたらどうです?
    チョロ松:チョロ枕?!
    おそ松:いい名だ!枕営業のプロデューサー。輝いてる!チョロ枕!チョロ枕プロデューサー!みんなが集まってきますよ!チョロ枕プロデューサーのもとに!
    チョロ松:むしろ離れていくよ!
    おそ松:謙虚ですねー!
    チョロ松:僕のプロデューサー人生終わりだよ!
    おそ松:謙遜しないでいいですよ!
    チョロ松:本気だよ!
    おそ松:チョロ枕プロデューサー!一生ついて行きます!
    チョロ松:もう帰ってええええええええええ!

  • [00:04.653]DRAMATSU
    [00:07.782]もしもチョロ松がTVプロデューサーだったら ~TVプロデューサー:チョロ松/新人:おそ松~
    [00:15.761]チョロ松:(拍手)いいよー。いいよ、みんなよかったよー。ご苦労様。これでまた視聴率百二十パーセント突破だね。そしたら座銀でシースーだよー。
    [00:26.071]ああー、ちょっと、フラッグプロダクションのマネージャー。いや、ジャーマネー。ちょっといいかな?かなちょっといい?
    [00:31.490]ねねー、お宅の新人ね、いいもん持ってると思うんだ。えっとー、その心の奥底に秘めてる才能?ていうかなんていうか。大人気アイドルになれる素質を持ってると思うんだ。僕が言うんだから間違いないよ。ちょっとこっち来て。
    [00:48.318](ドアの閉まる音)
    [00:50.043]アイドルっていいよね。知ってる?元々偶像って意味から来てるんだってね。偶像、イドラ。つまり、盲目的信仰の対象物。見返りを求めずに全財産突っ込んで、同じCD何十枚も買って、ね?
    [01:03.400]僕もアイドル大好きだからわかるんだけど、そういうね、毟り取れるだけ毟り取れるアイドルになれる素質がね、お宅の新人にあると思うんだ。あっ、お茶でもどう?
    [01:12.543](お茶の入れる音、啜る音)
    [01:17.156]お茶美味しいねえ。だからその、何っていうか、よかったら僕が引き出してあげようか?うん?そうそう。個人的に、色々教えてあげたくて。ほらほら、僕もそこそこ人気番組作ってるし、視聴率も取ってるし、プロデューサーとしてそれなりに稼いでるし。
    [01:34.951]せんべい食べる?(食べる音)うん、飛ぶ鳥を落とす勢いのテレビのプロデューサーっていうかね、見て見て、ちゃんとカーディガン羽織ってるでしょ?言葉を入れ替えて喋ってるでしょ?入れ替えて言葉ってるでしょ?喋って。何言ってるかわからない?まあまあ、気にしないで。せんべいまだあるよ。(食べる音)
    [01:55.454]それでね、今度、土九のトレンディードラマで。えっ?ドクって何かって?土九だよ、土九。月九じゃないよ。土曜、朝、九時。土九。土曜朝九時にトレンディードラマだよ。新しい役を作ったんだ。
    [02:10.430]視聴率百二十パーセント間違いなしだよ。そのー、主役?ちょっと今探してるんだよねー。ということで、じゃじゃ、フラッグホテルの三号室で待ってるから、あの子を来させて、ね!ね!
    [02:26.948](シャワーの音)
    [02:28.405](鼻歌の音)
    [02:32.523]チョロ松:緊張するなー。ドキドキー。こんなことをしていいのかなー。本当はダメだよねー。
    [02:39.045]で、でも、僕だって、プロデューサーとして真面目に頑張ってきたんだから、す、少しぐらい職権濫用してもいいよねー。いい思いをしても誰もは文句言わないよねー。
    [02:56.173]うん!これでよし。花とワインとチーズ、そしておでんと焼き鳥。完璧だね。これで、新人のあの女の子もイチコロさ。
    [03:08.657]一応、うう、ソフトドリンクも用意しておこうかな。ああでも、やっぱりちょっと惚れ酔いになったほうが。ああ、わかんない!女の子と二人きりになったことがないから、どうしたらいいかわかんない!
    [03:18.756]っていうか、何喋ろう。(ドキドキ)落ち着け、チョロ松。落ち着け、僕。着け落ち着け落ち。うん、座銀でシースー、うんうん。人気番組を作ってるプロデューサー、相手は新人のアイドル。
    [03:32.428](深呼吸、ドアの叩く音)
    [03:35.403]ドゲーっ!あっ、も、もう来た?は、早かったね。はあ、緊張するー。うう、頑張れ!僕、テレビプロデューサー!自信を持って!
    [03:47.061](ドアの開く音)
    [03:48.024]チョロ松:あ、いらっしゃいー。
    [03:49.438]おそ松:どうもー、おっこんばんは!
    [03:50.999]チョロ松:あこんばん、はっ?えっ、あっ、えっ、とっ、うっ…君は?
    [03:55.424]おそ松:おそ松でーす!フラッグプロダクションの。マネージャーにチョロ松プロデューサーの所へ行けって言われたんです。ええっとその、個人的に指導してくださるそうで、ありがとうございまーす!嬉しいでーす。んははははー。
    [04:08.185]チョロ松:あっあはは、あん。あええっと、何かの間違いじゃないかな、僕が呼んだのは君じゃなくて、梅子ちゃん…
    [04:14.707]おそ松:失礼しまーす。
    [04:15.532]チョロ松:おい!
    [04:16.193](ドアの閉まる音)
    [04:17.472]おそ松:うわあー、立派な部屋ですねー!スイートルームっていうんですよね。
    [04:22.515]チョロ松:まあね。
    [04:23.579]おそ松:かわいいー。おでんまで!いただきまーす。
    [04:26.782](ぱくぱく)
    [04:28.477]うまい。うまい。すごいっすね。俺スイートルームって初めて入りました。おでんうまいっすね。
    [04:33.924]チョロ松:おっ、そう?よかった。
    [04:36.911](壁を舐める音)
    [04:41.310]おそ松:ああ、スイートルームって言っても、別に壁も柱も甘くないっすね。
    [04:46.117]チョロ松:スイートルームのスイートは甘いって意味じゃなくてね。
    [04:48.311]おそ松:それで、何の指導をしてくれるんですか?
    [04:50.393]チョロ松:ええっと…
    [04:51.806]おそ松:演技指導ですかー?ナンジャコリャーーー!…どうですか?
    [04:58.194]チョロ松:どうですかって言われても…なんじゃこりゃーって感じ?
    [05:00.533]おそ松:ああ、それとも歌ですか?ああ。司会もやれると思うんですよ。はい、皆さんこんにちは!離婚さん、グッバイ!オヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨ。 …どうですか?
    [05:13.110]チョロ松:ええっと、その、離婚さんって縁起でもない番組だね。おそ松君と言った?
    [05:17.812]おそ松:おそ松です!新人のタレントです!何でもやりますよー。
    [05:20.932]チョロ松:何でも?
    [05:21.770]おそ松:はい。何でも。
    [05:23.019]チョロ松:じっ、じゃ、僕の言う通りにするってことかな。
    [05:27.204]おそ松:はい!もちろん!
    [05:28.530]チョロ松:ああ、ははっ、はは。あ、いい子だねー。そうだよ。僕は、実力家プロデューサー。僕の言うことを素直に聞いておけば、悪いようにはしないよー。さあ、体の力を抜いて…って待って!違う違う、そうじゃ、そうじゃない!別に、おそ松君が素直になっても僕は嬉しくないんだ。
    [05:48.194]ううんうんうんっ。あの、おそ松君、どうもフラッグプロダクションのマネージャーが、うん!うんっ、ジャーマネーが、何が勘違いしたみたいだ。
    [05:55.863]おそ松:勘違い?
    [05:57.136]チョロ松:うん。僕はテレビのプロデューサー。そして部屋に呼んだのは新人タレント。ここは豪華のホテル。高級ワイン、アンド、おでん。この意味、わかるよね?
    [06:08.214]おそ松:ううーん。あっ、わかった!指導してくれつつ御馳走してくれるってことですよね。あー。指導の前におでん食べちゃったけど、ありがとうございます!いやあー、チョロ松プロデューサー!すごくいい人なんですねー!こうやって仕事以外の時間を使って、僕みたいな新人を指導してくれるなんて!
    [06:28.815]チョロ松:うんうん。そうそう。指導しつつ御馳走、そこは間違ってない。ただ、指導って部分がちょっとね。
    [06:34.837]おそ松:ちょっと?
    [06:35.667]チョロ松:うんん。大人の指導したくて。
    [06:39.482]おそ松:えっ?
    [06:40.064]チョロ松:オ·ト·ナ·ノ·シ·ド·ウ。
    [06:42.249]おそ松:オ·ト·ナ·ノ?
    [06:43.473]チョロ松:わかるよねえ!つまり、僕が呼んだのは君じゃなくて、女の子の梅子ちゃ…
    [06:47.929]おそ松:もちろんわかりますよ!食事のマナーや挨拶について指導してくれるということですね。立派な大人になれるようにと。さすがですねえ。素晴らしいプロデューサーだ!視聴率百二十パーセントを取るだけのことはあります。チョロ松プロデューサー、万歳!
    [07:04.963]チョロ松:うーん。難しいなあ。
    [07:06.728]おそ松:あっ何が?
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    [07:11.173]おそ松:はい。新人です。
    [07:12.425]チョロ松:じゃまだ芸能界のルールとかよく知らないんだね。
    [07:14.985]おそ松:あっ、それを教えてくれるんですね?ご指導、お願いします!
    [07:18.436]チョロ松:そうじゃなくてね。うーん。どう言えばいいのかなあ。
    [07:21.903]おそ松:何をそんなに悩んでいるんですか。
    [07:23.468]チョロ松:(パン!)君のせいだよ!僕はプロデューサーという立場を利用しようと思っていたのに!
    [07:28.169]おそ松:えっ?
    [07:28.818]チョロ松:ああそうさ!僕はフラッグプロダクションの新人アイドル、梅子ちゃんを好きになったんだ!だから、マネージャーに頼んだんだ!僕の部屋に来るようにって!そしたら、土九の主人公にしてあげるからって!僕だって、僕だって!それぐらいおいしい目にあってもいいと思わない?!
    [07:44.336]ちょっとお話したかったんだ!あわよくば手ぐらい握れるかなって!だって僕、女の子の手って、母さんの手しか握ったことがないんだよ!産婆さんの手も!保母さんの手も!トト子ちゃんの手すら握ったことがないんだよ!
    [07:56.575]こんなに毎日一生懸命働いているんだよ!少しぐらい、少しぐらい立場を利用して、お、おおー、女の子と仲良くしてもいいだろう?!いいよね?!ね!ダメ?!ダメかな?!
    [08:09.935]おそ松:ああー、そうだったんですねー。
    [08:12.508]チョロ松:そうだよ!そうなんだよ!
    [08:14.616]おそ松:最初から言ってくれたらいいのにー。
    [08:16.493]チョロ松:言ってたつもりなんだ!でね!僕と仲良くしてくれたら、梅子ちゃんにちょっといい仕事回そうかなって、そう思ってたの!
    [08:24.020]おそ松:ああ!聞いたことあります。そういうのを、んん、何とか営業って。んんな、確か、ナマコ営業…
    [08:32.124]チョロ松:(パン)枕営業だよ!枕営業!もちろん枕どころか、手握れるかどうかもわからないけど!でも、権力を笠に着て、言うことを聞かせようもしてるんだから、枕営業だよね!
    [08:41.875]おそ松:はあー。枕営業…。素晴らしいですね!
    [08:47.499]チョロ松:は?
    [08:48.271]おそ松:テレビプロデューサーをしながら、枕営業だなんて!枕を売って売って売りまくっているんですね!そっか!わかりました!俺に枕営業をしろってことですね。
    [08:59.672]チョロ松:あのっ、ちょっと話伝わってないよね?
    [09:02.715]おそ松:指導だけじゃなくて、バイトまで紹介してくれるなんて。最高のプロデューサーだ!
    [09:06.718]チョロ松:おそ松君?
    [09:07.584]おそ松:俺、枕営業をしまーす!
    [09:09.013]チョロ松:あのね?
    [09:09.720]おそ松:有名通販番組の、あの元社長みたいに、ちょっと甲高いぐらいの声がいいかな。
    [09:14.225]チョロ松:あの、話を…
    [09:14.843]おそ松:はい!この枕、寝心地最高ですね!頭を乗せてみたらすぐグッスリ!なんと二つで三千円!さらに、大感謝祭ということで、五千円引き!
    [09:24.991]チョロ松:赤字だよっ?!
    [09:25.877]おそ松:街中を大声で叫びまわりたいです!
    [09:28.428]チョロ松:なんで?
    [09:29.027]おそ松:本当に感動したから、チョロ松プロデューサーは素晴らしいって!本当に偉いって!枕営業をさせてくれるって!チョロ松プロデューサー!枕営業!チョロ松プロデューサー!枕営業!チョロ松枕営業! おそ松:真的超级感动!チョロ松制片人超级棒!真的很伟大!愿意让我潜规则(枕营业)!チョロ松制片人!潜规则(枕营业)!チョロ松制片人!潜规则(枕营业)!チョロ松潜规则(枕营业)!
    [09:45.113]チョロ松:やめてええ!芸能界から抹殺する気?!
    [09:47.496]おそ松:そうだ!今度からチョロ松じゃなくて、チョロ枕って名前にしたらどうです?
    [09:52.811]チョロ松:チョロ枕?!
    [09:53.660]おそ松:いい名だ!枕営業のプロデューサー。輝いてる!チョロ枕!チョロ枕プロデューサー!みんなが集まってきますよ!チョロ枕プロデューサーのもとに!
    [10:04.645]チョロ松:むしろ離れていくよ!
    [10:06.031]おそ松:謙虚ですねー!
    [10:07.442]チョロ松:僕のプロデューサー人生終わりだよ!
    [10:09.385]おそ松:謙遜しないでいいですよ!
    [10:10.746]チョロ松:本気だよ!
    [10:11.659]おそ松:チョロ枕プロデューサー!一生ついて行きます!
    [10:14.023]チョロ松:もう帰ってええええええええええ!
    [10:17.754]