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  • 夕暮れ刻(とき)
    薄れゆく光が
    障子の隙間から
    刃の如き手を差し伸べる
    僕に?共に消えようと
    誘っているかのように
    嗚呼
    それもいいかもしれない
    この?悲しみとは違う
    悔恨(かいこん)とも異なる
    言の葉にならない思い
    全てが?無に帰するのなら
    茫漠(ぼうばく)たる闇?
    墨絵のようなこの風景を
    一刻も早く?暗黒に塗り潰してくれないかな?
    僕の?この侮蔑(ぶべつ)すべき懊悩(おうのう)を
    名づける術(すべ)もなく?葬るために
    幽(かす)かな光?早く逝(ゆ)けばいい
    忌々(いまいま)しいこの思いを?
    どうか照らさないで
    --目を閉じて見える闇に?僕は
    この病葉(わくらば)の如き身を横たえる?
    滅びゆく光?
    君はまた
    明日には?輪廻(りんね)するだろう
    その時
    君に見(まみ)えることができるのかどうか
    僕は?知らない
    ただ?願わくば?光
    血飛沫の中で?
    抜け殻になった僕を?照らさないでおくれ
    この終焉に近づく身体(からだ)
    ときに?変化(へんげ)する忌むべきこの身に
    ふさわしいのは闇
    光の欠片(かけら)すら見えぬ闇
    --目を閉じて見ゆる闇に?
    計り知れぬ渦の中に?僕は堕ちてゆく?
    もしも?再び
    違う時代に生まれ変わることがあるのなら
    その時?僕は何を見るのだろう
    ここにある曖昧に歪んだ漆黒も
    その時は?生まれ変わっているのかな
    己(おのれ)と対峙したときだけに生まれる
    この懊悩の息の根を止める日
    僕は?人知れず宿命の弓に射られるだろう
    --目を閉じて見える闇?茫漠(ぼうばく)たる闇?
    そこに散華(さんげ)し
    胎内で深く眠る赤子の如く
    ひとり?身を横たえるために?
  • [00:15.46]夕暮れ刻(とき)
    [00:18.55]薄れゆく光が
    [00:21.43]障子の隙間から
    [00:24.08]刃の如き手を差し伸べる
    [00:28.28]僕に?共に消えようと
    [00:32.69]誘っているかのように
    [00:40.99]嗚呼
    [00:42.88]それもいいかもしれない
    [00:47.19]この?悲しみとは違う
    [00:50.98]悔恨(かいこん)とも異なる
    [00:53.62]言の葉にならない思い
    [00:57.83]全てが?無に帰するのなら
    [00:58.61]茫漠(ぼうばく)たる闇?
    [01:06.32]墨絵のようなこの風景を
    [01:12.70]一刻も早く?暗黒に塗り潰してくれないかな?
    [01:19.88]僕の?この侮蔑(ぶべつ)すべき懊悩(おうのう)を
    [01:24.66]名づける術(すべ)もなく?葬るために
    [01:32.42]幽(かす)かな光?早く逝(ゆ)けばいい
    [01:39.16]忌々(いまいま)しいこの思いを?
    [01:43.46]どうか照らさないで
    [01:47.21]--目を閉じて見える闇に?僕は
    [01:50.40]この病葉(わくらば)の如き身を横たえる?
    [02:22.91]滅びゆく光?
    [02:25.09]君はまた
    [02:26.64]明日には?輪廻(りんね)するだろう
    [02:29.70]その時
    [02:31.32]君に見(まみ)えることができるのかどうか
    [02:34.87]僕は?知らない
    [02:37.16]ただ?願わくば?光
    [02:40.47]血飛沫の中で?
    [02:42.57]抜け殻になった僕を?照らさないでおくれ
    [02:48.67]この終焉に近づく身体(からだ)
    [02:51.71]ときに?変化(へんげ)する忌むべきこの身に
    [02:55.54]ふさわしいのは闇
    [02:57.83]光の欠片(かけら)すら見えぬ闇
    [03:01.86]--目を閉じて見ゆる闇に?
    [03:05.07]計り知れぬ渦の中に?僕は堕ちてゆく?
    [03:08.14]もしも?再び
    [03:13.45]違う時代に生まれ変わることがあるのなら
    [03:19.26]その時?僕は何を見るのだろう
    [03:25.07]ここにある曖昧に歪んだ漆黒も
    [03:30.73]その時は?生まれ変わっているのかな
    [03:39.57]己(おのれ)と対峙したときだけに生まれる
    [03:42.73]この懊悩の息の根を止める日
    [03:45.84]僕は?人知れず宿命の弓に射られるだろう
    [03:51.74]--目を閉じて見える闇?茫漠(ぼうばく)たる闇?
    [03:56.19]そこに散華(さんげ)し
    [03:58.24]胎内で深く眠る赤子の如く
    [04:01.53]ひとり?身を横たえるために?