君のバンドが売れたら。 作词 : 岩本直樹 作曲 : 岩本直樹 朝焼け光がにじんで 混み合う制服の波で 君は1人ギター背負って 眠そうなまなざしで 「いつか世界を僕に染めたいんだ」 私は最前列で 君の声を聴いてるよ だから君のバンドが売れたら 一番におめでとうと言うから 背伸びした夢がやがて現実になるなら だから君のバンドが売れたら もっと遠く君は飛び立つかな 私はここで手を振るよ 大丈夫かや 練習スタジオの隅っこで 古いライトが揺れる天で 「新曲がうまく作れなくて」 君はどんな顔してたのかな ​散らばるカポと 紙コップのコーヒー 日常の熱さと苦さが 混ざり合う中で あのね君のバンドが売れたら 眩しすぎる赤いリボンをして その中で息を吸うよ もしも 君のバンドが売れたら 本当は隣で笑ってたいのに 追いかけるほど 遠ざかる君に焦がれながら スタート地点では春夏秋冬 ペースは違っても走れる気がしていた けれど君は加速して 風を切り裂いてく 君に追いつけないよ ただね君のバンドが売れたら 思いきり祝福する予定さ 下手な花束でも投げつけてみるよ ねぇもしも ​君のバンドが売れたら そこに残る小さな痛みはきっと きっとほら 君のバンドが売れたら 今日より きっと 遠い街で 同じように 朝焼け見ているかな