3253212 だめなんだ、僕は。 基本、誰のことも信じたりしない。 だってその方が、無駄に傷付いたりしなくて済むし。 そうやって僕は、 友達と楽しそうに笑う君を、 教室の隅の席、不貞腐れた猫みたいに見てるだけ。 だめなんだよ、僕は。 基本、何をしても上手く出来ない。 習い事はしたけど、「初めの一歩」で躓くような奴で、 いつだって僕は、 自分に期待なんかしてないんだ。 摇るぎない闇夜の真ん中で、心が噎び泣いている。 3253212。 聞こえているのに、気付いているのに 3253212。 どうしようもない。もう手遅れかな・・・。 -この世の果てまで 何も無いみたいだ- だめだって、僕は。 君と違って素直に笑えない。 優しくされる度、自分の嫌なところが疼くんだ。 それなのに君は、 何度もこの心の奥(ドア)を叩く。 かいかぶり過ぎだって。「僕は永久につまらない奴です。」 3253212。 繋がりたいのに、こんな事ばかり 3253212。 口をついて出る。変われなくて・・・ごめん -そしてまた戻る 何もない世界に- ねえ、助けて 3253212。 自由に歌いたくて覚えたピアノも、 3253212。 指遣いにまだ縛られたまま。 -この世の果てまで 何も無いみたいだ- 3253212。 だめなんだ、僕は。