[00:00.000] 作词 : 月には兎がいる [00:00.518] 作曲 : 月には兎がいる [00:01.37]傾いた日差しが寝そべって落ちた。 [00:07.64]静かな波に揺られ瞼を開けた。 [00:13.12]差し込む月明かり [00:15.97]それだけがわかった。 [00:19.14]砂の城タレット側で崩れていた。 [00:24.76]一つと一つが相反して [00:30.65]足された世界はただの箱 [00:36.02]月に酔わされ [00:38.86]翡翠のビー玉を掬い上げ [00:43.94]空に翳してみる [00:47.64]ただ青と黒が織り混じった伽藍堂 [00:53.75]捻れた光を不自然がる月 [01:11.01]拾った本には [01:13.83]抜け落ちていたページ。 [01:17.07]国籍不明の燻んだガラス瓶。 [01:22.65]役目を終えて住処になったタイヤ。 [01:28.58]寂しさ紛らわす蛍とクラゲ。 [01:34.22]転がる貝殻波に消されて [01:40.03]一瞬の凪の音しじまに鳴る [01:45.43]海辺の夜にたくさんの思いが [01:52.03]屯してキラキラ輝いて [01:57.01]物語を紡ぐ砂に書かれた文字さえ [02:03.09]そんなこと知らないと突き返す海 [02:11.29]そっと誰かが消えていった [02:20.09]きっと誰かが産まれ [02:25.58]今にも増えて [02:28.51]1/そんな [02:31.64]夢から醒めて地下鉄の景色を [02:37.52]ただただずっと眺めていたんだ [02:43.25]終点で降り立った水浅葱色の海辺 [02:49.40]夢で聴いていたカンパネラが響いた