[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : 凋叶棕 [00:03.00] [00:03.00] [00:03.00] [00:03.00] [00:03.00] [00:03.62]待って、私が聞きたいことはそうじゃないの [00:09.63]ねえ、教えてよ [00:12.72]あなたのうた [00:14.89] [00:16.56] [00:19.57] [00:22.20] [00:25.06] [00:25.69]そっと目を閉じて耳を欹てれば [00:31.50]遠い遠い何処かから風が吹いてくる [00:37.03] [00:37.19]風は運んでくる [00:39.95]ありとあらゆるいのち [00:42.66]そしてそれを終わらせるものも等しく [00:51.05] [00:53.61]少女はただ 知りたかった この世界の なにもかもを [00:59.29]その命 生まれた意味 何処かに探して [01:07.74] [01:15.70]ゆれるゆれる籠 少女は運ばれゆく [01:21.45]おのれの待ち受ける運命 予感しながら [01:27.09] [01:27.10]ああ あの空の先 もう知ることは叶わないか [01:32.71]どこまでも自由な “鳥” のようには [01:41.20] [01:43.74]いつか風が運んできた目に見えぬ災いに [01:49.11]ニエを立て許しを乞うこと——それしか知らない [01:59.29] [02:00.20]ただそう生きて ただそう消える [02:06.47]何かを思うにはその命はあまりにも短く [02:13.53] [02:13.76]もし何かを惜しむのならば [02:19.94]知ることのないまま終わる世界の広さ [02:26.45] [02:26.82]父も母もいない幼き子の生涯は、ひとたび理不尽で閉ざされるのだ [02:48.76] [02:50.47] [02:51.54]なにもしらないまま生まれてきて [02:58.20]なにもしらないまま消えていくんだ [03:05.75]それが、わたしなんだ——。 [03:13.38] [03:17.83] [03:29.24]そこは、ひかりのそら。なにもしらないばしょ。 [03:39.83]なにか、かたちのないかぜが、わたしをみつめてる。 [04:01.06]それは、なにかをつたえてる。しらないことばで。 [04:11.68]ひとつ、たしかなことは、わたしはここにいる。 [04:21.52] [04:21.88]なにもない、わたしでも。 [04:24.91]かかえていた、ねがいごとが、あふれてゆく。 [04:33.98] [04:34.23] [04:34.24]「……わたしのなまえは “シューニャ” といいます。 [04:39.73]それ以外は、なにも知りません。 [04:44.97] [04:45.22]世界の広さを知りたいです。 [04:50.35]ちいさな場所だけで生きたから。 [04:55.46] [04:55.67]逢ったことの無い人に逢いたいです! [05:01.07]そこに物語があるのなら。 [05:06.33] [05:06.37]いのちがもつ意味を知りたいです! [05:11.73]たとえもうわたしになくとも。 [05:16.80] [05:16.89] [05:17.14]すこしだけでもいいから。 [05:22.42]わたしのための場所をください。 [05:27.64] [05:27.79]“あなたのいるこのばしょを、わたしにどうか——!”」 [05:43.86] [05:46.67] [05:53.49]そして、かぜがわらうと。あとには、わたしひとり—— [06:12.23]