SOMEDAY -00.prologue- 柔らかな光が差す 最後にくれたこの場所にも今 沈む雲が加速する 小さな灯りさえも 呑み込んでゆく漆黒に 染められゆく街 ひらり揺れる月鳴 共に轟き出す月と影 虚しく刻まれる欠片たち 息を潜め その時を待つ 君の背中抱きしめて 遥かな空 捜しに行くと僕はこの言葉を告げた 「いつの日か・・・」そう言って旅立つ僕 頷いて何度も手を振る君 遥かな空 彼方まで澄み渡り 明日の夢を取り戻したとき 僕は此処で君を待つ 柔らかな光が差す 最後にくれた場所に今 愛しい声 振り向くと 微笑んだ 君がいた