[00:32.12]夜のFMからニュースを流しながら [00:43.68]部屋の灯り消して窓辺に椅子を運ぶ [00:55.35]小さなオペラグラスじっとのぞいたけど [01:07.23]月をすべる雲と柿の木ゆれてただけ [01:17.49]72年 10月9日 [01:29.94]あなたの電話が少いことに慣れてく [01:41.72]私はひとりぼんやり待った [01:47.53]遠くよこぎる流星群 [01:57.09] [02:06.13]それはただどうでもいいことだったのに [02:17.70]空に近い場所へでかけてゆきたかった [02:29.47]いつか手をひかれて川原で見た花火 [02:41.19]夢はつかの間だと自分に言いきかせて [02:51.58]シベリアからも見えなかったよと [03:04.00]よく朝弟が新聞ひろげつぶやく [03:15.74]淋しくなればまた来るかしら [03:21.68]光る尾をひく流星群