侵緑 もう時間はない 感覚をどこか遠い場所へ置いてやると 何時の間にか消え去って、今何を感じて何を捨てたんだろう? やがて目眩が訪れる このまま眠ってしまえたら 緑色に染まる風景 もう嘘もない 誰もいないよ もしも変えられたら、君の記憶 もしも戻れるなら、今と変わらないように 街もやっと呼吸をはじめる 完全に過去も未来も浸食されていく もう時間はない 感覚をどこか遠い場所へ探しにいくよ 始まりも終わりもない コンクリートには雨の音が残るよ きっとここだけ君の記憶 このまま眠ってしまえたら