春のまぼろし 作词 : まめこ 作曲 : 342 編曲 : 342 おだやかな空気ふわり 陽射しはゆるり そよ吹く風にゆられて 春霞 まだ高い空を仰ぐ 包む水色 いつしか境界は淡く溶けてゆく 儚きましろの消えそうな雲と ぽつりひとしずく 胸の奥 抑えようのない 心はいつでも この胸を叩いてやまないのです 広がりゆく波 幾重の想いか あなたに馳せるのは 薄紅の蕾 どれほど目を背けても 心は逸らせず 果てない想いに紅く染まるのです 空の青も 水面も うつる姿に ただじっと噛みしめる 幽玄の時間 切なさに揺れる絹の尾 ゆらゆら どうしようもなくこみあげる 不器用な微笑み(えみ)に 裏腹な声に ああ いま会いたいな 恋しい 触れたい 陽射しとそよ風 ゆら揺れる水面 寄り添うひとときの 春の幻