[00:00.87]君は産まれ僕に出会い春を憂い秋を見た [00:14.15]記憶を辿る過程であどけない君の写真に [00:27.83]認めたのは僕が所詮季節すら知らない事 [00:41.95]現在では声を失くした君だけが映す月花 [00:56.92]「当てにならないことばかり」って [01:00.52]嘆いたこの舌の根でさえも [01:03.98]乾く前に期待を仄めかす [01:10.22]まるで手応えの得られぬ夜 [01:13.63]また一つ小さく冷えていく生命を抱いた [01:22.02]雪に生れ何時も笑い雨を嫌い此処に居た [01:34.38]確かなのは只唯一君のさっき迄の温もり [01:48.57]「何が悲しい?」と尋かれたって [01:51.78]何も哀しんでなど居ないさ [01:55.02]丁度太陽が去っただけだろう [02:01.43]微かな希望と裏腹に [02:04.50]ごく当たり前の白け切った夕日を迎えた [02:14.17] [02:36.30]独りきり置いて行かれたって [02:39.75]サヨナラを言うのは可笑しいさ [02:43.07]丁度太陽が去っただけだろう [02:49.18]僕は偶然君に出遭って [02:52.57]ごく当たり前に慈しんで 夕日を迎えた [03:02.30]さあもう笑うよ [03:15.46]