Epilogue 焼け焦げた旧校舎の跡地 炎の中に入っていたはずの少女の姿は どこにも見当たらなかった (Visu) あれ、ここは… 気付くと、Visu(ヴィジュ)は焼けてなくなったはずの旧校舎の音楽室で目を覚ました 木が軋む音だけが響く薄暗い室内に 埃に塗れ、積み重なる古い脇立 (Visu) インペリアル… その想い扉は開けれど 当たりは、霧のように漂う 感情記憶たちの色に包まれていた Visu(ヴィジュ)は一人 首に下げた巻き鍵を握り締め 霧の中へと、消えていた…