ジンで酔わせて 胸のボタンが白い吐息でとれた 甘くせつなくそしてあやしい時間 カラッポのボトルを指ではじいてつぶやく それほど弱い女じゃないと 夏を旅するあの人は さよなら言わずに行けばいい だからジンで酔わせて 今夜誰かに抱かれたなら みんな忘れてしまうから はずした指輪にそっと別れを告げて もっと自由に気ままに生きて 一夜限りの恋に流されるのも 時には女をきれいにするわ どうせ短い夜ならば つくり話と笑えばいい だからジンで酔わせて 熱いキッスでもさめないほど いっそこのまま果てるまで