[00:08.27]私があなたに惚れたのは [00:15.78]ちょうど十九の春でした [00:23.66]いまさら離縁と言うのならば [00:31.27]もとの十九にしておくれ [00:37.84] [00:39.03]もとの十九にするならば [00:46.71]庭の枯木を見てごらん [00:54.47]枯木に花が咲いてたなら [01:02.15]焼いた魚も泳ぎ出す [01:13.71] [01:17.95]私があなたを想う数 [01:25.39]山の木の数星の数 [01:33.19]三千世界の人の数 [01:40.89]千里浜辺の砂の数 [01:48.20] [01:48.76]一銭二銭の葉書さえ [01:56.33]千里万里の旅をする [02:04.07]同じ日本に住みながら [02:11.83]会えぬ我が身の切なさよ [02:20.62] [02:35.31]雲の切れ間に満ちる月 [02:42.81]あなたはなんて無情なの [02:50.49]想い願いは幾度なく [02:58.18]会えぬ月日はいく日か [03:05.30] [03:06.25]奥山ずまいのウグイスは [03:13.88]梅の小枝で昼寝して [03:21.55]春が来るよな夢を見て [03:29.25]ホケキョホケキョと鳴いていた [03:37.10]春が来るよな夢を見て [03:44.54]ホケキョホケキョと鳴いていた