[00:00.000] 作词 : 少女病 [00:00.250] 作曲 : ピクセルビー [00:00.500]编曲:ピクセルビー [00:01.890]『この世(よ)の果(は)てで詠(うた)われる、 [00:03.920]あらかじめ失(うしな)われた魂(たましい)の連(つら)なり。 [00:07.520]それは玲瓏(れいろう)な森(もり)に住(す)まう、 [00:10.120]心(こころ)優(やさ)しい預言者(よげんしゃ)の記憶(きおく)』 [00:12.840] [00:15.730]「嗚呼(ああ)…白(しろ)い揺(ゆ)り籠(かご)は新月(しんげつ)の下(した)眠(ねむ)るのに。 [00:26.790]きっと、新(あら)たな生(せい)を祝福(しゅくふく)して揺(ゆ)らされることはないのだ」 [00:41.240] [00:51.750] [00:52.930]いつもならばノイズ混(ま)じりの曖昧(あいまい)な言葉(ことば)だけ [00:56.410]その日(ひ)だけは不思議(ふしぎ)とクリア。鮮烈(せんれつ)なメッセージ [01:00.300]緋色(ひいろ)の目(め)の預言者(よげんしゃ)たる少女(しょうじょ)が視(み)たものは [01:04.200]この世界(せかい)の終焉(しゅうえん)を象(かたど)ったイメージ [01:08.190]静(しず)かな森(もり)の中(なか)で慎(つつ)ましく [01:12.140]幸(しあわ)せに過(す)ごしていた [01:16.130]突然(とつぜん)授(さず)けられた言葉(ことば)は [01:20.120]酷薄(こくはく)な音節(Syllable)となり [01:26.310]「時(とき)のはじまりから、終(お)わりの先(さき)をいく者(もの)よ。 [01:34.050]わたしには明確(めいかく)に視(み)えてしまった。 [01:38.040]緩(ゆる)やかな世界(せかい)の破滅(はめつ)が」 [01:41.950]空(そら)はやがて落(お)ちるだろう。 [01:45.460]「ねえ、あの鳥(とり)って平和(へいわ)の象徴(しょうちょう)だって言(い)われてるんだよね? [01:48.790]見(み)て、落(お)ちてく。落(お)ちていくよ……?」 [01:51.870]琥珀色(こはくいろ)の柵(さく)を越(こ)えていく清廉(せいれん)な少女(しょうじょ) [01:55.720]穢(けが)れのない白(しろ)を脱(ぬ)ぎ捨(す)て、想(おも)い人(びと)に寄(よ)り添(そ)う [01:59.720]圣痕(Stellma)に手(て)をあてて、もういいのだと笑(わら)った [02:03.670]散逸(さんいつ)する自己欺瞞(じこぎまん)、畏(おそ)れるは音節(Syllable) [02:07.700]不確(ふたし)かに降(ふ)り注(そそ)ぐ安(やす)らぎに 幾度(いくど)も身(み)を任(まか)せた [02:15.580]終(お)わりをただ受(う)け入(い)れるには 一人(ひとり)では耐(た)えきれないと [02:25.780]「理想郷(Eden)の園(その)から、 [02:29.550]終(お)わりの先(さき)を知(し)る者(もの)よ。 [02:33.490]遺棄(いき)される世界(せかい)に残(のこ)された生(せい)に、 [02:37.490]願(ねが)わくば甘(あま)い果実(かじつ)を」 [02:41.470]声(こえ)はきっと届(とど)かぬだろう。 [02:45.650] [02:50.480]『夕闇(ゆうやみ)に溶(と)けゆくeustacy、 [02:52.350]繰(く)り返(かえ)される自己暗示(じこあんじ)、 [02:54.360]終焉(しゅうえん)の音階(Scale)、 [02:56.070]砕(くだ)け散(ち)る物語(Story)』 [02:57.580]「人(ひと)が暗闇(くらやみ)を怖(こわ)がるのは、真実(しんじつ)を見(み)てしまうのが怖(こわ)いから。 [03:02.260]だけど、目(め)を閉(と)じていても何(なに)も変(か)わらないことを、私(わたし)は知(し)ってる」 [03:08.110]「少女(しょうじょ)の精神(せいしん)は徐々(じょじょ)に破綻(はたん)していった。 [03:11.020]想(おも)い人(びと)はいつだって笑顏(えがお)で包(つつ)んでくれる。 [03:13.970]けれど、預言者(よげんしゃ)として視(み)てしまったものは、 [03:16.810]少女(しょうじょ)の心(こころ)を壊(こわ)して……」 [03:19.460]溶(と)け合(あ)っても繋(つな)がっていても心(こころ)が軋(きし)んでいく [03:23.210]救(すく)いのない未来(みらい)の記憶(きおく) 食(く)い違(ちが)う歯車(はぐるま) [03:27.250]剥離(はくり)する衝動(しょうどう)と、不規則(ふきそく)な嘔吐感(おうとかん) [03:31.190]森(もり)の中(なか)響(ひび)くのは [03:33.330]幾千(いくせん)の鎮魂歌(Requiem) [03:35.220]沈(しず)む私(わたし)を支(ささ)えてくれてる貴方(あなた)の温(ぬく)もりさえも [03:42.930]なぜが突然(とつぜん)恐(おそ)ろしくなり無意識(むいしき)にナイフを刺(さ)した [03:53.340]鮮血(せんけつ)に塗(まみ)れた、言葉(ことば)もなく崩(くず)れる彼(かれ)は [04:01.050]絶望(ぜつぼう)も愛情(あいじょう)も終(お)わりもすべて、受(う)け入(い)れるように優(やさ)しく [04:09.040]笑(わら)っていた…… [04:11.180]「嗚呼(ああ)…白(しろ)い揺(ゆ)り籠(かご)は新月(しんげつ)の下(した)眠(ねむ)るのに。 [04:19.260]きっと、新(あら)たな生(せい)を祝福(しゅくふく)して揺(ゆ)らされることはないのだ」 [04:32.570]空(そら)はやがて落(お)ちるだろう。 [04:37.830] [04:51.690]『新(あ)たな生(せい)が知(し)る初(はじ)めての感情(かんじょう)は、"絶望(ぜつぼう)"』 [04:56.460] [04:59.460]