[00:33.645] 病気で苦しむ 母の顔を [00:41.721] 見なくて済むのは 少しだけ [00:49.942] 嬉しいわ けどそれ以上もっと [00:58.241] 悲しみは止め処なく 溢れて零れそうになるけれど [01:08.782] 優しい笑顔で 髪を撫でてくれたこと [01:16.768] 昨日のように覚えてる ねぇ……ずっと。 [01:25.033] 愛しているって 抱きしめてくれたことも [01:33.141] もう何もかも せつない思い出になって…… [02:01.686] あなたの誇れる 娘であろう [02:09.809] 沈んでばかりじゃ 不安よね? [02:18.037] 天国で 安心して見てて [02:26.224] 大丈夫 母さん似で 芯は強い子だよ [02:34.524] 心配しないで 私はこの教会で [02:42.437] 神様の下祈るから ねぇ……ずっと。 [02:50.923] 見守っていてね この場所に馴染みるように [02:58.853] ほらたくさんの 家族が増えたから平気…… [03:25.278] 優しい笑顔で 髪を撫でてくれたこと [03:33.135] 昨日のように覚えてる ねぇ……ずっと。 [03:41.428] 愛しているって 抱きしめてくれたことも [03:49.472] もう何もかも せつない思い出になった…… [04:02.697] 「ここには、私と似たような境遇の子たちがたくさんいた。 [04:08.084] 身寄りのない子や、どこの影のある子、少し感情の乏しい子。 [04:16.218] けれど、きっと仲良くやっていけるから。 [04:20.302] 大丈夫、大丈夫って。自分に言い聞かせるように……」 [04:28.459] 『かけがえのない存在の消失。もう戻れない日々。 [04:34.839] 透明な雫が、足元に零れ落ちていた――――』