[00:00.000] 作词 : 桑原永江 [00:00.020] 作曲 : エンドウ.(GEEKS) [00:00.40] [00:00.66]「ねえ、あの灰色の国のいちばんどんよりとした辺り、見える?」 [00:04.27]「ゼロの表情のコでしょ」 [00:05.75]「そ、あれって…さびしさ?」 [00:08.68]「あきらめかも」 [00:09.91]「孤独じゃない?」 [00:11.21]「同調圧力?」 [00:12.77]「あっ、虹の小瓶 落としちゃった」 [00:15.15]「わっ、中身ぜんぶ散らばってるよ」 [00:17.29]「その最後の」 ひとしずく― [00:18.47] [00:18.70]聞こえない 音がこぼれた [00:28.76]あえかな光を 纏っていた (can you hear me?) [00:38.95]寄るべない耳の (this is one drop of wish) [00:43.46]静寂の深く (you'd carry out…) [00:48.40]魂の底へと響く (you'd carry out…) [00:58.40] [01:17.10]絶望の中で 生きていたと 気づかなかった [01:22.06]ゆっくり饐えてく 腐敗臭に 馴らされていた [01:27.08]人間ごっこを してる魔物の 瞳の中 [01:31.84]僕のニセモノみたいな 僕が映った [01:36.49] [01:36.88]上手く笑えない泣けない けどナゼか わかる [01:41.25]やさしい涙の在処 嵐の向こう― [01:48.56] [01:49.66]予め失われた 僕ら [01:54.99]得体知れない 痛みさえも 血流に変え [01:59.35]生まれつき囚われた 世界で [02:04.54]弱さにまみれながらヒトになりながら [02:09.25]陽の差す場所へ ひた走ろう [02:14.61] [02:33.45]絶望の亜種 "希望"へと 変異していた [02:38.40]その細胞の 厭わしさに 舌打ちをした [02:43.29]捨てられなくて 埋めて隠した重いカケラの [02:48.07]ざらついた錆はもう 削れなくても [02:52.81] [02:53.17]ちゃんと笑いたい泣きたい 願い 握りしめ [02:57.84]今日と地続きの明日に おびえないで― [03:05.06] [03:06.01]予め失われた 愛を [03:11.46]見つけてさえ それが愛と 特定できず [03:15.79]傷つけて差し返された手を [03:21.16]汚してやっと知ったヒトである意味を [03:25.64]陽の差す場所へなお 無様に引きずって走ろう [03:33.88] [03:34.44]"その命 使わないんでしょ 返して"と まとわりつく [03:45.24]片羽の 妖精の マボロシ かき消した [03:54.94]ビョオビョオと 鳴く空に 僕は独り 誓った [04:04.58]魂が尽きる日も この手を遠くへ [04:13.53]伸ばすよ 見果てぬ 時の先へ― [04:20.89] [04:21.09]予め失われた 僕ら [04:26.54]得体知れない 痛みさえも 血流に変え [04:30.92]生まれつき囚われた 世界で [04:36.24]弱さにまみれながらヒトになりながら [04:41.03]陽の差す場所で見る 流る血は赤だろうか [04:45.84]恐れずにただ ひた走ろう [04:52.00]