[00:00.000] 作词 : 秋元 康 [00:00.000] 作曲 : Show Aratame [00:00.000]「何か、食べ物をくれ」 [00:13.700]「...よそ者はごめんだ」 [00:16.228]「金ならある」 [00:18.240]「...どこか、よその街に行ってくれ」 [00:21.900]「...一番、近い街でも三日はかかる。簡単なものでいい」 [00:26.370]「断る」 [00:28.655]「ワーニャ! [00:29.700]久しぶりのお客様でしょ?」 [00:31.800]「何を言ってるんだ、エレーナ? [00:33.906]うちは、この通り、いつだって満員だ」 [00:37.166]「毎日、毎日、同じ顔ぶればかり... [00:40.867]私は、ここじゃないどこかの話を聞きたいの! [00:45.798]...そこに座って!」 [00:57.304]旅人よ [00:59.380]聞かせてくれ [01:02.056]今日までの日々の物語を... [01:07.049]このパンや赤ワインに [01:11.801]値するほどの話がない [01:17.700]しあわせだけど [01:20.740]何かが足りない [01:24.300]教えて ここにないのは [01:29.495]新しい花粉 求めてるんだ [01:34.240]まだ見たことがない花を咲かそう [01:39.241]偶然 運ばれた奇跡のその種 [01:44.236]誰にも気付かれずに [01:47.748]明日(あす)は変わってく [01:50.500]「あの山の向こう側には、どんな世界が広がっているの?」 [01:53.800]「また、次の山がある」 [01:55.488]「その山を越えると?」 [01:56.890]「また、次の山があるんだ」 [01:58.995]旅人は [02:01.489]願っている [02:03.740]やすらぎの場所を見つけたいと... [02:08.986]何百年 この景色は [02:13.739]新しい影を受け入れてない [02:19.705]愛されたいと [02:22.696]初めて思った [02:26.196]永遠もそんなに悪くない [02:31.210]退屈な風はいつも優しい [02:36.199]どんな時も同じ温かさで [02:40.946]当たり前のように吹き抜けてくよ [02:45.702]昨日を繰り返して [02:49.448]未来は生まれる [02:53.450]「私を連れて行って! [02:54.889]あの山の向こうに... [02:56.560]ここではないどこかへ...」 [02:58.500]「おまえは気づいていない」 [03:00.470]「何が?」 [03:01.760]「この酒場が、あの山の向こうってことを...」 [03:04.577]いくつもの山を越えてみたって [03:09.326]次の山がそこに見えるだけ [03:14.329]私たちが住むこの街以上の [03:19.087]花咲くユートピアは [03:22.829]どこにもないんだ [03:27.013]新しい花粉 求めてるんだ [03:31.515]まだ見たことがない花を咲かそう [03:36.516]偶然 運ばれた奇跡のその種 [03:41.517]誰にも気付かれずに [03:45.260]明日(あす)は変わってく [03:49.000]「そうだ。 [03:50.100]おまえが今、退屈に暮らすこの街こそが、 [03:53.508]あの山の向こうから見れば、希望の街なんだ」 [03:57.600]「ここが理想郷... [03:59.980]って、説教くせえ~!」