断章1 足跡はうつろで水たまりで嗚咽した すすきの花が首をくくった 天と地は雪と雲で覆われて圧縮された沈黙を守っていた 一羽のくろとりがたましいと交差した時、 あらゆる殺意が閃光を発し 黒い石膏像は微笑み、崩れた