[00:37.49]色褪せたスコアボードと七月の通り雨。 [00:44.77]凛とした入道雲はいつもより白かった。 [00:51.53]飲み干した水筒、 [00:55.55]こだました歓声、 [00:59.48]止まったままの夏の日。 [01:03.11]君は今も夢の続き追いかけてる。 [01:10.58]あの金網の向こう側に [01:14.27]見つけた"夏の在りか"を、 [01:17.37]時が過ぎていつの日か [01:21.19]"青春"というのならば、 [01:25.36]その時僕らはもう少し [01:29.30]大人になれているのかな? [01:32.18]夏空に消えた校歌斉唱、 [01:36.36]君の名前呼んでいた。 [01:55.16]着崩したユニフォームとつば折りの野球帽。 [02:02.34]昏れなずむグラウンドには君の影が見えた。 [02:09.60]この夏の日がそっと終わりを告げる頃、 [02:16.90]まるで何もなかったかのように [02:20.66]僕ら別の道を歩いてゆく。 [02:28.80]あの白線の向こう側に [02:31.73]失くした"夏の在りか"を、 [02:34.93]振り返える時が来ても [02:38.81]"青春"といえるのなら、 [02:42.70]その時僕らは何を見つけ [02:45.74]何を探しているのかな? [02:49.69]忘れぬ夏が確かにあったこと、 [02:53.87]その代わりにこの歌を。 [03:27.21]白い制服の眩しさが影を踏むコントラスト。 [03:34.20]ノスタルジックに響くブラスバンドの音。 [03:41.97]夏の魔法にかけられて [03:45.61]大人になってくとしても、 [03:48.83]この空に消えた校歌斉唱、忘れない。 [03:56.67]あの金網の向こう側に [04:00.43]見つけた"夏の在りか"を、 [04:03.55]その寂しさも含めて [04:07.27]"青春"というのならば、 [04:11.44]きらめきの中に隠された [04:15.14]青みがかった毎日と、 [04:18.35]過ぎ去りし夏の想い出たちは [04:22.49]今もここにあるだろう。