[00:31.27]変わりゆく季節に、 [00:34.78]木々の囁きが聞こえてくる。 [00:41.82]いま冬の匂いがした。 [00:45.70]季節外れに立ってる "蛍案内図" には、 [00:51.88]まだ誰も知らない [00:55.23]秘密の場所がある。 [00:58.82]樹齢千年のあの木は、 [01:02.14]時を越えた旅人が、 [01:05.57]杖を逆さにして [01:08.86]迷わぬように挿したんだ。 [01:26.21]失くしてから気付く青春の面影は、 [01:33.20]暗闇に消えた蛍みたい。 [01:39.90]寂しさの意味にさえ、 [01:43.22]僕らは気付くことなく。 [01:46.75]野に咲く菫の花が [01:50.11]菫として咲くことに、 [01:53.58]正しさや過ち、 [01:57.80]理由なんてないように。 [02:00.48]生きてゆくことにも [02:03.82]理由なんてなくても、 [02:07.36]ありのままの自分で、 [02:10.63]ありのままにゆけばいいんだ。 [02:17.91]澄んだ水の中にある [02:24.14]宝物を探し続けよう。 [02:31.46]行き先などない。 [02:34.54]僕らの長い旅路は [02:38.15]いま始まったばかり。 [02:43.50]新しい季節を待ってる "蛍案内図" には、 [02:50.90]まだ誰も知らない [02:53.54]秘密の場所がある。 [02:57.10]樹齢千年のあの木は、 [03:00.37]時を越えた旅人が、 [03:03.81]杖を逆さにして [03:07.57]迷わぬように挿したんだ。