サクラユメ 春の風がふわりと街を抜けて 君との距離を少し縮めてくれた by:溶化つづく 外はまだちょっと肌を冷やすけど どこか懐かしい草の香り 少し歩調が早まる 僕の言葉に君は少しだけ驚いてたけど 困った顔で頷いてくれたんだ 見慣れない街の中 君のとこまで迎えに来たんだ 何処までも行こう 慣れない2人の距離 “一緒に居たい” と 強くこの手を握り返してくれた 桜の時まで少し遠いけど 夢のような日がまだまだきっと これからも待っているから 見慣れない街を抜け 君をこの電波塔の上へ 連れて来たんだ ここから見える街はどこかちっぽけで 2人だけの世界にいるみたいだ まるで作り話のような 幸せの中に落ちてく それが少し怖いけど 君をもう離さない 春の風が2人を優しく包む 届いた思い 失くさぬように 舞い上がる花びらが 彩る世界の中君に 優しくキスをした