Hydrargyrum 青く光り輝いた街はやがて 鈍い銀色に染まる 空を巻き込みながら混ざる色が 冷たく手を濡らす 銀花に歪んだまま 映った橫顏に 流れた”誰か”の青い涙 こぼれ落ちたそれは やがて銀海となって 君を飲み込んだ 生きて どんなに怖くても 目の前の今から逃げないで それは 銀のほし(彗星)のように 止められないさだめだと まだ僕らは知らない 水跡が幾重も交差するように 張り巡った想いを 世界を隐すような一面のスイセイに こぼれた一滴の紅い声が 混ざる先に出会う 終着点で笑った 銀色が化けた 生きて どんなに辛くても 君と二人で終わりを 今 銀花の咲き乱れた場所で 手を緊ぎ対峙しよう ほし(彗星)が燃え尽きぬように さだめに飲み込まれ 銀の世界の果てで 差し込む一筋の青い光 君が伸ばした手を强く握りしめた 銀海を抜けて 生きて どんなに怖くても 目の前の今から逃げないで それは 銀のほし(彗星)のように 止められないさだめだと 君と僕の未来を