Destination (TERRA ver.) Destination 暗い荒野の道の端で 破れた地図を頼りに独り このまま眠りにつけたならば どれほど楽になれるだろうかと 膝をつきかけていた 僕らの出会いは 彷徨えるそんな夜だった かけらほどの可能性を分けあったところで 叶う程甘くはない 初めは慣れ合いだった  戯れの中で はぐらかすばかりで いくつかの季節が廻っても ただひとつ 互いに隠していた 飾らない自分を記した地図 これ以上破れてしまわないよう 素顔を見せる度に  傷つけられてきた 苦い記憶が躊躇させる もう治せない傷痕を  舐めあったところで その場すらも凌げない 今できる事は何か? 「ふたりなら届く」そう信じる事だけだ ふたつの地図 繋ぎ合わせば 浮かび上がる Destination 遥か彼方に捉えた  かすかな光は すぐ朝陽に溶けたけど 羅針盤が刻んでる  見失いはしない さあ歩こう 例えそれが険しい道でも  この地図があれば 僅かずつでも近づける 遠い昔に誓った 約束の場所を 踏みしめる時まで  君と 君と