New World 数え切れない時を超えて 「ハロー、未来の僕」 なんて有り触れた手紙を書いてたこともあったんだよ それはいつだって希望に満ちてさ 1000通りの”自分”が選べたんだよ 最後に夢を語ったのは何歳(いくつ)の僕だろう 遠く遠く離れた場所から 必死に叫ぶ声が聞こえてた でも僕はそれを無視して 「仕方ない」を掲げたんだ 「ハロー、しばらくだね」 小さく掠れた声はまるで成長を止める合図みたいで 僕は気付く 遥か先の人影に 「もう一度だけでいいから聞いて」 置いてきた君が言う 「要らないフリをするのは止めてくれ」 泣きながら僕の手を—— 「心臓が二回脈を打っているのは 未来(きみ)と過去(ぼく)がいる証なんだよ どうか忘れないでいてよ 大事に生きてほしいんだ」 目覚めたばかりの朝はきっと 眩しくもなんともないけど 初めて君と約束をした 「明日を辿って 会いに行くよ」