春宵一刻 いつしかの忘れかけたあの日 空を彩る淡墨の桜 季節めぐり今年も春が 胸に残る記憶 木漏れ日の隙間をこぼれる月明かり 確かな光強く射し込める 風に導かれる一輪の花びら 行方も知らずに彷徨い求めつづける 忘れないあなたから伝わる鼓動 枯れ果てる前に届けあなたの場所(もと)へ 時も流れ緑が息吹く頃 やがて春の色も忘れ行く頃 吹き荒られ花びら落ちて 季節の終わり告げる 花が散りゆく時こそ 美しく舞い踊る 短し命春を彩れ 綺麗な花びらも 色付いては褪せてく 共にすごしてた あの日を消してくように どんなに時がたって何年たっても 桜を見る度思うよ愛しい人