[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:37.69]私に愛なんて囁かないでください [00:42.93]私を真っ直ぐ見つめないでください [00:48.84]私の心 かきまわしてときめかせたりしないでください [01:05.20]私の指をそっと握らないでください [01:10.45]私の体に手を触れないでください [01:15.77]私の心 かきまわしてときめかせたりしないでください [01:23.68]私が何者かも知らなくても [01:29.04]好きだなんて言葉だけ繋がれるなら [01:34.64]触れることなく紡がれるロマンス [01:40.09]どうか「人並み」に愛して頂戴。 [01:45.57]怯弱なウェアウルフ [01:48.78]月のどうか出ないうちに [01:51.34]その身を寄せるよすがなれ [01:56.14]「『抱いて』よ、不器用な私をそっと愛するくらいで。」 [02:02.04]月はその何もかも全て、口、噤んで [02:13.33]それを疎んで避けて生きてもけして抗えぬものがあると [02:24.00]人か獣か雄ばかりが狼であるわけでもないが [02:35.09]さても”相手”をどこに求める草の根分けても探し出せぬ [02:46.32]群れを失くした孤独のオメがそして夜な夜な番を探して [02:58.51]私の肩をかき抱かないでください [03:05.06]私の腰に手を回さないでください [03:10.10]私の此処 かきまわしてときめかせたりしないでください [03:26.65]私の体を暴かないでください [03:31.82]私の隙間を広げないでください [03:37.18]私の此処 かきまわしてときめかせたりしないでください [03:44.96]この身に纏うその境界が [03:50.38]ひとつひとつはずされていくその度に [03:55.54]己の何かが膨れ上がっていく [04:01.12]それは抗えぬ生の [04:06.29]不全なウェアウルフ [04:09.51]月がたとえ出ずにいても [04:12.21]その身を暴かれたなら [04:16.94]嬌声(おたけび) それは内なる人と獣の鬩ぎ合い [04:24.15]そしてその最後の一片が、暴かれゆく [04:51.44]ねえ [04:52.36]あなた あなたがわるいの [04:54.59]あなたがこんなにするから [04:57.30]おおかみは あなただけじゃないの [05:02.59]もう そんな そんなにされたら [05:05.84]わたしだっておさえてたのに [05:08.77]どうなっても もう [05:11.23]どうなっても!! [05:14.50]孤独なウェアウルフ [05:17.72]月が出ていようがいまうが [05:20.35]もはや止めようもなく [05:25.46]抱くのは 軽率にも手を出した男の骸(カラダ) [05:31.01]それは人には耐え切れぬ愛の返礼/ [05:36.58]故に [05:37.08]孤独なウェアウルフ [05:40.05]月夜を厭いてさえなお [05:42.70]そっと佇むのみ [05:47.23]嗚呼、抱いてよ [05:49.31]まだ見ぬ人狼(あなた)はどこにいるのでしょうかと [05:53.44]独り、ただ”仲間”を求めて月に吠える