301 作词 : 凋叶棕 作曲 : ZUN その身体から伸びる影をして 私の全てより高く聳えている その身より放つ威容は 難攻不落のごとく ありとあらゆる方向に けして機を見出せない 居合せ 構え この見 研ぎ澄ます 注ぐ視線の先 嘗て無い強敵に 整える呼吸も痛く 沈黙ばかりが長く あなたはけして語らない ただ剣をして語るのみ 尚 未だ 未熟 けれど立ち上がる 百一度目へと向けて さあ もういつまで こうしているのだろう けして敵わぬ影は 無慈悲にも手を緩めない いつまで せめて一太刀だけ それだけを一念に また一閃く 意志はただ強靭く 昨日の自分より 弱いままでは居られない! この手ずから雨の手応えを知り 道半ばにして空気に触れもして 更なる世界への道は 未だ長く遠く先 あなたの見た世界などは 及びさえもつかない 三十 五十 二百と数えながら きっとあなたでさえも長き道の途中かも ここより先の世界は 自分で歩けというなら 目の前の影でさえもう 道の一つに過ぎない 辿る先は遠く 二百由旬を越えて 尚 未だ 遥か けれど足を踏む 二百一由旬目へと向けて さあ でもいつまで 進めばいいのだろう けして届かぬ影は 無慚にも容赦はしない いつまで 終わり無き道程 ゆらぎかける思いが 影となって忍び寄る前に 明日の自分が 今より先にいると信じて! 一年 一年 積み重ねてあなたを越えるまでに ならば走り出す 三百一年目へと向けて さあ そういつまで かかるとしたにせよ 今は遠いままでも この影へと立ち向かうまで いつまで その思いを切伏せ けして迷うことなく この両手を強く握って 昨日の自分より 弱いままでは居られない!