[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:00.000] 作曲 : ZUN [00:00.00] [00:30.00]壁に耳在り [00:32.30]障子に目在り [00:34.70] [00:34.71]なら 箒だってもの言うものさね [00:39.80] [00:39.81]見渡す限り [00:42.00]あれやこれ [00:44.30]皆それぞれが 口々愚痴々々具に [00:49.50] [00:59.00]そういやお前聞いたのか [01:03.50]あの箒野郎の旦那の顛末 [01:08.50]やっぱりあの壺 何でもなく [01:13.30]騙されたとさえ 知らぬは本人ばかり [01:18.00] [01:18.30]――夜な夜な交わすけして聴かれぬ言葉達 [01:23.00]けれど どうしてか 知っている! [01:27.50] [01:27.70]踊り踊らせ踊れよ 命ごと [01:32.80]けして止められぬ噂の駆け巡る [01:37.50] [01:37.80]言葉言葉 飛交う [01:40.20]真実は――そうさ 皆が見てる 何処かで見てる [01:45.00]見張っている――『闇に潜む密偵の如く』 [01:49.80] [01:52.00]七十五日経ったとしても 消えない瑕を 嗚呼 [02:00.00] [02:09.50] ―――あいつには気をつけろ。 [02:12.30] [02:14.50]   ―――あいつには騙されるな。 [02:17.00] [02:19.30]―――あいつが怪しい筈だ。 [02:22.00] [02:24.20] ―――あいつが噂の『詐欺師』か。 [02:29.00] [02:57.80]壁に耳在り [03:00.30]障子に目在り [03:02.50] [03:02.51]なら 手桶だってもの言っちゃどうだい [03:07.50] [03:07.51]さりとて見つかりゃどうなることか [03:12.20]だからそっと密かに [03:14.80]桑原始終散子守歌 [03:17.50] [03:27.00]そういやお前聞いたのか [03:31.50]あの桶野郎の親父の顛末 [03:36.50]首無し馬の餌食とか [03:41.30]もう今となっちゃ 闇から闇への真実 [03:46.50] [03:46.51]――夜な夜な交わす けして伝わらぬ言葉達 [03:51.00]けれど 誰かに 届いて行く! [03:55.50] [03:55.51]歌え謳え訴えよ 命ごと [04:00.50]その口に立てる端から戸が喋る [04:05.50] [04:05.51]言葉言葉 飛交う [04:08.50]真実は――そうさ 皆聞いてる 耳を欹て [04:13.00]狙っている――『混沌に惑わす伏兵の如く』 [04:18.00] [04:20.30]狐につままれたのか [04:22.50]狸に化かされたのか [04:25.00]言葉だけが聞こえる [04:27.30]そうして伝わっていく 嗚呼 [04:30.00] [04:30.01]小さな小さな声が [04:32.00]しかして響く大きく [04:34.50]そうして皆「どういうわけだか」知っている! [04:39.00] [04:41.00]さあ 騒ぎ騒がせ騒げよ 命ごと [04:46.50]屋根の月 その井戸端に花咲かせ [04:51.00] [04:51.50]言葉言葉 飛交う [04:54.50]真実は――そうさ 今尚見てる 何時でも見てる [04:59.00]それこそが――『監視社会に蔓延する情報の如く』 [05:04.00] [05:06.00]七十五日経ったとしても 新たな瑕を 嗚呼 [05:14.00]