[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:09.19] [00:27.91] [00:40.22] [00:55.95]ひとつのことばに。 [01:02.53]数多意味がこもるように。 [01:08.67] [01:09.05]ひとつのおもいは。 [01:15.52]けして同じではない。 [01:21.59] [01:22.24]ひとつ知るたびに。 [01:28.60]世界は広くならない。 [01:34.71] [01:35.21]ひとつおぼえたら。 [01:41.17]それだけ狭まっていく。 [01:47.77] [01:48.44]おぼえています [01:51.63]あなたのかたちを [01:54.93]けれどそれは、あなたでしょうか? [02:00.98] [02:01.43]音えているのは、 のない――きっと、私の中の音。 [02:13.63] [02:13.77]きっとどれほどの音も……譬え、誰よりも傍にいてさえ。 [02:26.72]それを愛という言葉ひとつで……すべてごまかしてしまうことはできない。 [02:43.17] [02:43.93]美しき忘れえぬ物語だけが…… [02:53.96] [03:00.30]ひとつのおもいを。 [03:06.82]抱き続けようとしても。 [03:12.81] [03:13.42]ひとつのおもいが。 [03:19.33]次第に薄れていくのは。 [03:25.98] [03:26.55]悔しいのでしょう。 [03:29.85]もどかしいでしょう。 [03:33.05]抗う術はないのでしょう? [03:39.20] [03:39.65]あなたが、 を忘れてしまったなら――きっと、誰も知られない。 [03:51.92] [03:52.05]ずっと忘れないよと言ってさえ……いつかあなたが歪んでいくなら。 [04:04.92]なまじ愛という言葉ひとつが……ぜんぶそのままを縛ってしまうようで。 [04:21.17] [04:22.09]だから人は忘れるのに…… [04:27.35] [04:31.37]あなたの声を音えている。 [04:38.60]あなたの眼を音えている。 [04:44.77]あなたの感触を音えている。 [04:51.59]全て 全て 音えているのに。嗚呼――。 [05:02.61] [05:11.22]そのどれひとつとして。 [05:14.58]あなたそのものなどでは、ない! [05:17.95]いつかどこかのあなたの。 [05:21.04]音の一片でしか、ない! [05:24.21] [05:24.37]それならばいっそのこと。 [05:27.17]忘れてしまっても構わ、ない! [05:30.95]けれどけれどどうしても。 [05:33.57]それだけが私には……出来……ああ……! [05:40.51] [06:06.13]永遠にとどめられはしない……だから新しく知っていくのに。 [06:19.08]だから愛という言葉ひとつの……ままにあなたのこと忘れられたら。 [06:34.75] [06:46.33]あなたのことを…… [06:52.78] [07:05.87]「心」をずっと知りたい……常に忘らるる憶のままに。 [07:18.13]どうか愛という言葉ひとつを……もっと「音」を忘れてしまいたい…… [07:35.89] [07:49.50] [08:03.43]