すこしのかなた すこしのかなた-茶太(ちゃた) ゆるく流れては急かす時間の波 越えてたどり着いた 思い出はじから 徐々にからかはかれ 落ちて軽くなって 一つずつ帯びてゆくよ すべてを持ってないいけないのね だから 灯りが灯るように 浮かんでは消える 誰かの呼ぶ声 優しい記憶の海にたやたってゆく ゆるい流れから そっと切りとらえたような 今日もこの日 握る手のひらの温度優しい声 ここに届いてるの 一つずつ抱えてくよ すべてをまぶたを閉じたあとまで 闇も向け目に映る 青空陽だまり誰かの笑顔 優しいいろないの風景 風に吹かれて 明日を夢見ては 誰かと手を取り歩いてきた日々 すべてが輝き放ち 私を見出してゆく