[00:10.80]赤く濡れた林檎を握りつぶす [00:14.15]滴り落ちる果汁に濡れた手を重ね合う [00:18.94]俺は確信して舌なめずりするが 何故か躰は離れたままで [00:25.50]この解凍できない心を溶かせるものは ただ一つしかない [00:32.20]それが醜い罪なのか、美しい愛なのかは、赤い血の螺旋でははかりかねる [00:41.52]イブ、その優しいナイフで、この喉を切り裂いてくれ [00:46.75]一番奥まで、染み込む 罪な言葉で痺れてみたいんだ [00:54.87]「すべて」を飲み込む蛇の様に お前に絡みつき、この牙で唆していく [01:00.90]もっと、欲しがるように、仕向けて その口に果汁を注ぎ込む [01:08.26]口元から溢れた赤さを恥じるな 罪を感じろ、 [01:12.69]これはふたりが次へ進むために必要な儀式 [01:16.80]アダムとイブになるための [01:19.62]遅れるわけにはいかないだろう [01:22.24]甘い毒で死ぬほど溶かしてやろう [01:25.72]もっと、もっと奥まで注ぎ込み [01:30.02]禁じられた知恵をこの俺の牙で与えよう [01:43.36]黒く腐った想いで笑い合う [01:45.68]流れ出した疑問に歪んだ祈りで応える [01:50.59]楽園-エデン-の雲は晴れることはなく 常に渦巻いたままで [01:55.45]この失望しきった想いが息を吹き返すことはない [02:00.19]あのときに死んでいるから [02:02.59]受け入れることはできなくても 残酷に時は過ぎる [02:08.01]お前という運命がそばにあるだけで 安らげるのなら [02:12.89]イブ、愛し合う権利が俺にあるとは思わない [02:18.10]不死の呪いは茨の冠となってこの頭蓋を締め付ける [02:26.81]怯えていたすべてを犯せばよい [02:29.52]俺を求めれば求めるほど苦しくなるくらいに [02:33.50]牙を奥に刺し込んだまま、眠ればいい [02:39.65]胸元から込み上げた刹那の願いも 真っ赤に染まっている [02:44.98]これはふたりが罪を犯すための禁断の儀式 [02:49.02]アダムとイブになるための [02:51.34]哀しむわけにはいかない 奪われた自由の中で [02:55.33]きっと永遠に続くから [02:58.12]望むかぎり 牙を打ち込んでやる [03:02.59]痛みだけがすべてのものをはっきりさせるのなら [03:08.04] [03:22.95]さあ、もっと口を開けろ [03:25.47]絞りとった林檎の果汁は血のように甘い [03:29.09]一滴も残すな [03:30.18]思う存分に吸え [03:36.40]口元から溢れた赤さを恥じるな 罪を感じろ、 [03:40.90]これはふたりが次へ進むために必要な儀式 [03:44.98]アダムとイブになるための [03:48.00]遅れるわけにはいかないだろう [03:50.42]甘い毒で死ぬほど溶かしてやろう [03:53.99]もっと、もっと奥まで注ぎ込み [03:58.14]禁じられた知恵をこの俺の牙で与えよう [04:11.67]