Udumbara あの 渇いた 街角の 喧騒に咲く 見慣れた白い服 君が 小さく 笑う 凪いだ 日だまり 浮かぶ手を 強く握る 君は不思議そうに 優しく 握り 返す ふと 重なる 影を紡ぐ 風が吹いて 君の髪を揺らす そっと まぶたを 閉じる ああ このまま この世界に 閉じ込めて ああ 遠くで 機械音が 響く 君は ここには いない 君は どこにも いない 今日も きれいな 空