鬼ノ匣 作词 : まいなすいょん 作曲 : ZUN ひとつ嘘をついたこと それが始まりだった 貴方を憎んだから 鬼になった訳じゃないの私 鬼に変えられたから 全て憎み妬み壊したんだ あの日ついた嘘が 怖くなり逃げだして 古い祠に躓き 壊してしまったその瞬間だった ひとり 鬼が取り憑いた 弱った心につけ込んで ふた晩 生死を彷徨った 身体が 魔を拒み戦った それでも 蝕まれていった 這い回る 放たれた呪いが 私を依り代にして もう一度 この世に出ん 「コノ恨ミ晴ラサデオクベキカ」 ふと目を覚まし 重い身体を引きずって 鏡の前に立ったその時 其処に映る 鬼は、誰? ひとつずつ心が欠けていた 負を誘う輪に嵌まり ふたつ眼は緑に染まった 視界は暗く濁り始める 何もかもが妬ましい 「全てが私を笑う」「貴方まで裏切り私を笑う」 暴れる私を抱いて 貴方はただ泣き続けたという 途切れ途切れの意識の中叫んだ 「殺してくれ」と でも貴方は静かに笑うだけで ひとり鬼が甦まれた 誰の声も届かない ふたたび生まれ変われたなら もう一度貴方に出会いたかった 二度と叶わない願い