[00:38.92]潰された私の体躯は酷く脆い固形と化して [00:48.05]音ひとつしない市街地で忌々しい不祥を呪うのさ [00:56.71]道徳の向う側であなたは吠えている [01:00.54]淡泊な言葉の裏側が透けているよ [01:05.72]真昼の無彩色を不穏な色にして [01:09.60]本当に馬鹿な嘘つき [01:14.30]薫る夏風に誘われて霞む死神も泣いていた [01:23.35]始まりの合図が轟いて咽ぶ飛行機雲 [01:32.69]閉塞と千の世迷言で回る膿んだ世界が終る前に [01:38.34]夢の中さえもずっと 焼きつけたいの [02:10.52]草臥れた回転木馬、見たくもない欺瞞の産物 [02:19.48]仕組まれた惨劇の丘に咲いた蓮華は枯れるのだろう [02:28.10]私を穿っていく醜い透明 [02:32.20]灰色の心が無数に悲鳴を上げるの [02:37.16]背徳の白い息も次第に白銀が [02:41.18]覆い隠してしまうよ [02:45.72]湿る街角に飛び散った抉る感覚を放つのさ [02:54.85]吠える迷子犬を葬って黒煙の立つ空に [03:03.93]問い掛けと千の綺麗事で回る膿んだ世界の終りなんて [03:09.54]呆気の無いくらいでいいと、吐き捨てたいの [03:24.83]喚く踏切が遮って、これで全て終りなんだろう [03:33.78]さよならの合図が轟いて溶ける飛行機雲 [03:42.89]がなる現世の境界で愚かなあなたは泣いていた [03:51.87]薫る夏風に誘われて、悲しくなどないさ [04:01.11]天国も地獄も無いのなら [04:03.78]こんな泥塗れの現実を誰が裁けるの [04:08.29]透過、「また会いましょう」